『桃山・江戸のファッションリーダー 描かれた流行の変遷』『出版業界の危機と社会構造』『映画の中の昭和30年代 成瀬巳喜男が描いたあの時代と生活』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年10月あたり)。

桃山・江戸のファッションリーダー 描かれた流行の変遷 (塙選書105)

桃山・江戸のファッションリーダー 描かれた流行の変遷 (塙選書105)

★『桃山・江戸のファッションリーダー 描かれた流行の変遷』(森理恵/著/塙書房/2,415円)【→amazon
桃山時代から江戸時代前期の、『十二ヶ月風俗図』『歌舞伎図巻』『洛中洛外図巻』などの肉筆画や、『男色大鑑』などの版本に描かれた挿絵の、服飾表現(主に小袖・振袖の模様)から、服装の流行の変遷とファッションリーダーとして人々の耳目をあつめた小姓や従者の姿を明らかにする。また、日本服装史概説書の整理を行ない、服装史研究の時代背景を明らかにするとともに、さまざまな時代・地域における服装にこめられた人々の思いを知り、それを日々の服装の実践に役立てるものとして服装史を構想することを提案する。
出版業界の危機と社会構造

出版業界の危機と社会構造

★『出版業界の危機と社会構造』(小田光雄/著/論創社/2,100円)【→amazon
『出版社と書店はいかにして消えていくか』『ブックオフと出版業界』の二冊の後をうけ2001〜07年の業界の動きを克明に追いながらその危機をもたらす歴史的な背景を活写する!図版50余点。
映画の中の昭和30年代―成瀬巳喜男が描いたあの時代と生活

映画の中の昭和30年代―成瀬巳喜男が描いたあの時代と生活

★『映画の中の昭和30年代 成瀬巳喜男が描いたあの時代と生活』(片岡義男/著/草思社/2,625円)【→amazon
半世紀前の映画をいま初めて見る。失われた東京、失われた日本。そして高度成長へとひた走った日本。著者一流の視点から、あの時代を鮮やかに読み解く。