自称翻訳家・ジャーナリストの竹野内真理さんの中川恵一さんへの質問に、素人のおいらとみんなが答えてみる(1)

 死ぬほど長いんで分割。
 これは以下の日記の続きです。
自称翻訳家・ジャーナリストの竹野内真理さんは竹野内嘘って名前にしたほうがみんなが幸せになれると思う
 
 さてここからが本番だ。
竹野内真理さん、中川恵一氏への 質問ツイート (8月 15日) - Togetter
 回答のないものは全部俺が答えてやる。素人だけど。
 竹。

福島子供集団疎開裁判で、郡山市があなたの科学的な知見を根拠とし、子どもたちが疎開しなくてよいと判断しています。今後子どもたちに健康被害が出た場合に、なんらかの責任を取るおつもりはありますか?またその場合どのような形で責任を取ろうと考えていますか?@team_nakagawa

 答。

中川氏に代わって一部回答「責任」について。今後何も起こらなかったときに、あなた方がさんざんデマ情報を拡散して、多くの関係者を苦しめた責任を、どう取りますか?(maaotituke1)

 竹。

横浜のマンションの屋上で発見された195Bq/kgのストロンチウムがおそらく核実験由来であるという文部科学省の見解を引用して主張していますが、このような高濃度でしかも屋上で発見されたストロンチウムが「(大気圏内)核実験由来である」と言える根拠は何?@team_nakagawa

 答。

だから横浜のストロンチウム騒動は「誤検出」だっつう。土壌や堆積物じゃわかんねーっていう。降下物(雨水)で1ヵ月単位で切って測って、ようーやく「あ、普段よりかなり多かった」てレベルしか降ってねえーっていう。(joejoeu)

1つ1つ積み重ねることが、ネットの文化だと面ます。 >>横浜のマンションの屋上で発見された195Bq/kgのストロンチウム ストロンチウム89の有無で判断。文部省の正式手順での計測では、時期的に計測限界を下回った可能性もあり。ちなみにCsとSr比率かからは、Srが特に高濃度というわけではない。 http://togetter.com/li/218832 (miesizu)

そもそも屋上で薄く積もったものをBq/kgで表現するのは誤解のもと。東京の高層マンションでけいそくされた○○が3000Bq/kgも同じ話。(miesizu)

 竹。

南相馬市で15ベクレルのプルトニウムが検出されていますが、それでも今回検出されたプルトニウムについては、量的に健康被害はないと言えるとおっしゃっていますが、その根拠を、呼吸器経由の内部被曝における場合でお示しください。(p25)

 今頃バズビー博士の珍説?
 こっち読め。
私が、『福島のプルトニウムは無視して良い』と考えるわけ - buveryの日記
ホットパーティクル - Togetter
 竹。

近年放射線起因の非がん性の疾病を研究する専門家が増え、チェルノブイリ事故後、多くの研究者が、心疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、免疫疾患をはじめとする様々な病気の増加を報告していますが、「中川先生が発がん以外の健康障害はないといえる」、とおっしゃる根拠は何?@team_nakagawa

 そんな珍説を唱えているのは英語も出来ない田舎医者で、同人誌にしか論文みたいなものを発表したことがないバンダジェフスキーとその周辺にしかいない。「多くの研究者」じゃないよ。
 竹。

放影研被爆者からがんが低線量で有意に増加していることを証明している論文が近年出していますが、中川先生が、「100ミリシーベルト以下で発がんの危険性が上昇したというデータがない」とおっしゃっているのはなぜ?http://t.co/6yBNxb8r @team_nakagawa

 放影研の「論文」って「原爆被爆者追跡調査(LSS)の最新の公式分析結果「第14報」」かなぁ。(http://www.rerf.or.jp/news/pdf/lss14.pdf)そこでは「リスクが有意となる線量域は0.20 Gy 以上であった
 …あの〜、「0.20 Gy」って「200mSv」じゃないんですか?中川先生の言っていることのどこが間違い?
 竹。

米国科学アカデミーは近年、閾値なしのLNT仮説はもはや仮説ではなく、科学的事実に基づく事実であると発表しているが、中川氏がLNT仮説を、「科学的な仮説ですらなく、少しでも被曝を減らすためのポリシーである」と断言されている具体的な根拠は何?(p29)@team_nakagawa

 米国科学アカデミーの「BEIR VII 報告」のこと? 「Health Risks from Exposure to Low Levels of Ionizing Radiation: BEIR VII - Phase 2 (Free Executive Summary)」(http://www.nap.edu/catalog/11340.html
 こう書いてあるね。

For example, the committee predicts that approximately one individual per thousand would develop cancer from an exposure to 0.01 Sv. As another example, approximately one individual per hundred would be expected to develop cancer from a lifetime (70-year) exposure to low-LET, natural background radiation (excluding radon and other high-LET radiation). Because of limitations in the data used to develop risk models, risk estimates are uncertain, and estimates that are a factor of two or three larger or smaller cannot be excluded.

 0.01Sv(10mSv)で1000人に1人のがんは発生するかもしれないけど、別の自然放射線などで70年で100人に1人はがんになるんで、リスクモデルは2-3倍の誤差が含まれてる。みたいな。
 そもそも「閾値なしのLNT仮説はもはや仮説ではなく、科学的事実に基づく事実である」という米国科学アカデミーの発表テキストがうまく見つからない。

入手可能な生物学的、生物物理学的データの包括的なレビューによって、低線量でもしきい値のなしの直線型でがんのリスクが生じ、極小線量が人体に対するリスクを多少なりとも増加させるポテンシャルがあるというしきい値なし直線仮説」(LNT)リスクモデルを支持している。

 というテキストならある。
 竹。

8. 100ミリシーベルトで死亡率が0.5%高まるというのは、つまり200人に1人放射線が原因のがんで死亡してしまうということに。福島県の人口200万人中1万人が放射線が原因で死亡することになります。100まで何もしないというのはおかしいのでは?@team_nakagawa

 答。

「100ミリシーベルトで死亡率が0.5%高まるというのは、つまり200人に1人放射線が原因のがんで死亡してしまうということに。福島県の人口200万人中1万人が放射線が原因で死亡」。 福島で200万人が100mSvの被曝を受けた事実はありませんので、仮定が成立していません。(miesizu)

最高被曝者が25ミリで一人です。汚染の高い飯館村などでも平均3.9ミリです。仮定が無茶苦茶だから必死なんですね。落ち着きましょう。 (maaotituke1)

 竹。

100ミリシーベルトでどのくらい死亡率が高まるかを胎児や0歳児を含めた年齢別に示してください。@team_nakagawa

 ここにあるよ。
Health Risks from Exposure to Low Levels of Ionizing Radiation: BEIR VII Phase 2
 日本語版はこっち。
BEIR VII 報告書の性別・年齢別の被曝による発癌率リスク
 胎児はわからない。
 竹。

放射線の研究で名高いBrennerも2003年の論文で、乳がん誘発の線量で、感受性の高い人を考慮した論文を書いています。先生がご著書で、感受性の高い人についてまったく言及しない理由は何ですか。@team_nakagawa

 ブレナー博士の論文はこれかな?
【翻訳論文】「低線量被ばくによるがんリスク」 | Science Media Centre of Japan
乳がんに極端に過敏な女性の小集団(0.25%)」については、こんな感じ。

 上に凸な(傾きが徐々に減少する)線量反応曲線の存在の証拠は、疫学研究および実験研究の双方で存在する。最新の低線量被ばく原爆生存者のがんによる死亡(Fig. 2)および発がん(Fig. 4)データはともに、この形状を示すように見える。もちろん、このように低い被ばく量における線量反応曲線の形状は、疫学的研究を通じて、明快に描くことはできない。
 このような上に凸な線量反応曲線についてはいくつかの解釈がなされてきた。第一の解釈は、全サンプルの中の放射線に対して過敏な下位集団の存在である(14)。たとえば、Fig. 5の概略図において、放射線由来の乳がんに過剰に敏感な個人からなる非常に小さな下位集団(仮の例として全体の0.25%とする)の意義を考える。この敏感さは“sensitives”とラベルが貼られた線量反応曲線を導き、0.25%で飽和する。そうすうと、“normal”(正常な)集団の線形な線量反応曲線と組み合わさることによって、集団全体の線量反応曲線は上に凸となるだろう。Atm(30-32)およびBrcal(33-35)ヘテロ接合体のような遺伝に基づく放射線に過敏性を示す下位集団が同定されており、しかし、その性質と放射線由来のがん過敏性との関係はいまだ論争になっており(36-37)、しかも、Fig. 2およびFig. 4のような線量反応曲線を説明するのに必要とされるであろう頻度と過敏さを伴う放射線過敏な集団は今日までのところ同定されていない

 要するに「考慮した」というより「解釈の一つとして感受性の高い人の可能性を考えてみたが、そのような集団はいるかどうかよくわからない」かなぁ。
 竹。

老人ホームに入居中の老人が避難すると死亡率が3倍高まると書いてありますが、では老人がそのまま汚染地帯にいた時の死亡率は何倍になるのでしょうか?3倍の根拠と共にデータをお示しください@team_nakagawa

 答。

下記の図2ぐらいから推定すると、固形がんのEER/Gyは0.2〜0.3。固形がんと同じだけの比率で、固形がん以外の病気で死亡するとして、3倍の死亡率を出すには相当の線量が必要。子供への適用は慎重を要すと思うが。 http://www.rerf.or.jp/library/rr_e/rr1104.pdf (miesizu)

 竹。

Forster L, et al. Natural radioactivity and human mitochondrial DNA mutations. 2002 ケララ州でのミトコンドリアDNAの配列の有意な異常の研究に触れないのはなぜですか@team_nakagawa

 原文これかな?
Natural radioactivity and human mitochondrial DNA mutations
 調査数は「高線量地域から180家族730人、それに近接している低線量地域から68家族258人(合わせて248家族988人)」。
 それより後に「コホート研究」というのもあるんだけど、こちらに言及しないのはなぜ?
評価書 食品中に含まれる放射性物質(193ページ)

インドKerala、Karunagappally の沿岸地帯は、トリウムを含有するモナズ砂による高バックグラウンド放射線地域(HBR)として知られている。沿岸panchayats における自然放射能レベルの中央値は4 mGy/年以上であり、沿岸には70 mGy/年を示す区域もある。HBR における健康影響を評価するために、1990 年代にKarunagappally の全居住者385,103 名を対象としたコホート研究が行われた。69,958 名を平均10.5 年間追跡し、2005年末までに736,586 人年を集積して、白血病30 件を含む1,379 件のがん症例を特定した。対照集団については、ベースライン調査を行い、個人名簿を整備しており、職業曝露者は除いている。また、がん罹患はKarunagappally 地域がん登録により把握しており、追跡不能は0.7%だった。線量の推定については、各家庭の内外の線量を計測し、個人線量を推定した。性別、到達年齢、フォローアップ期間、社会人口学的要因及びビディ喫煙で層別化したコホートデータをポアソン回帰分析したところ、地上γ 線被ばくによるがんリスクの超過は認められなかった。白血病を除くがんのRR は-0.13 /Gy(95%CI:-0.58-0.46)であった。また、累積吸収線量500 mGy 強において発がんリスクの増加はみられなかった。部位特異的解析では、累積放射線量と有意に関連している発がん部位は認められなかった。また、白血病ではHBR との有意な関連が認められなかった(Nair et al. 2009)。

 竹。

13. 40ページ「平均的な日本人の場合、年6.5ミリシーベルトまで被ばくしてもよいと法律が定めていることになります。」世界の中で最も高い日本の平均4ミリシーベルトの医療被曝線量を既成事実として、それを「法律で定めている」とすり替えてませんか?@team_nakagawa

 そもそも、「年6.5ミリシーベルトまで被ばくしてもよいと法律が定めている」というテキストが見つからなかった。法律なんで、ネットの中にあると思うので、分かった人は教えてください。
 竹。

日本で異様に高い医療被曝が問題である、特に未成年の医療被ばくは要注意であるを、山下俊一氏でさえ、過去の論文で述べている事実はご存知ですか?@team_nakagawa

 その論文はこれかな?
Evidence-based Guidelines Needed on the Use of CT Scanning in Japan
「未成年の医療被曝」じゃなくて「未成年のCTスキャン」かな? 「CT とレントゲンはけっこうな被曝量があるが、とったほうが患者のためになるためなので、限度を設けないのが基準」「CTスキャンは医療に必要であり、CTスキャンが悪いというものではない」とも述べているようですが。(ウィキペディアなので要出典)。
 竹。

14. 「原発作業員の方が大変心配でなりません」、とありますが、国側の放射線専門家かつ医療従事者として、原発作業員の健康を守るために、なにか具体的に勧告したり、予防医学的なこと、また発病した際に対処することなど、具体的な措置を考え実行されましたか?@team_nakagawa

原発作業員の方が大変心配でなりません」という、中川恵一氏のテキストはうまく見つかりませんでした。どこで、どういう文脈の中で出てきた言葉でしょうか?
 竹。

15. 長時間被ばくの場合、DNAが壊されても、修復が間に合うので影響はずっと少ないとありますが、極低線量(10mSV以下)で、DNA修復シグナルが発信されず、DNA修復がなされない(バイノミナル効果)のスタンフォード大学2010年研究は知っている?@team_nakagawa

 その研究はこれかな?
Inducible response required for repair of low-dose radiation damage in human fibroblasts
 日本語テキストの多くは「低線量放射線領域でDNA損傷の修復効果が落ちる」とありますが、「なされない」という記述はどこにあるのかな? 落ちるけど、修復に影響はあるのかな、ないのかな?
 竹。

16. 46ページに、今はもう空気中に放射線物質は存在しないといえますが、とおっしゃっている根拠は何でしょうか?東日本のもともとの空間線量は0.03前後であり、各地でそれを大幅に上回る線量が測定されている中、このような発言は、間違っていませんか?@team_nakagawa

 答。

「空間線量が平時よりも高いこと」から「空気中に放射性物質が浮いていること」は導けません。空気より軽いなら上昇し続けて空間線量は下がりますよね?そうではなく、浮いているものが落ちてくるから地面に降り積もり、その累積・合算が地面からの放射線となり空間線量になるわけです。(tarlyon)

「新たに雨などに混じって降り注いでいるか」「大気中に舞っているか」を測定すればわかりますね。そして測定されています。 http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/f-past_data.html http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html (tarlyon)

……とかいうような調べればわかる話を全部にやらないといけないんですかね。本当に危険だと思っているならどれくらい危険かを知りたくなるものだと思うのですが。(tarlyon)

現状の空気中の放射性物質は、天然由来の成分が主。原発由来がゼロではないが、昨年7月ですでに非常に低い。 http://www.cpdnp.jp/pdf/120807Takasaki_report_July31.pdf http://hes.med.kyoto-u.ac.jp/Fukushima/EHPM2011.html

地面からの放射線ですが?まさか、まだ空間に漂っていると思っているのですか?(maaotituke1)

 竹。

17. 46ページにマスクをして窓を閉めるなどの対策はある程度の効果がある、とありますが、長期にこれを行うのは無理なこと、また、マスクを着けてくれない赤ん坊が最も放射線に弱いという事実をどう考えますか?@team_nakagawa

「長期にこれを行う」ということを前提にしていますかね? 短期なんじゃないのかな。
公益社団法人日本医学放射線学会-会員の皆様へお知らせ(2011/03/22)

Q2 妊婦やお腹の中の赤ちゃんや小さな子供のほうが放射線の影響を受けやすいのでしょうか?
A2 今皆さんがどこにいても、地域の放射線量は妊婦や子供への影響を心配するには及ばない少ない線量です。妊婦になると、突然放射線の影響を強く受けるように、体質が変わるわけではありません。普通の大人と同じです。
 大人より子供(小学生くらいまで)の方が、大量に放射線を浴びた場合の影響は2〜3倍高いと考えられています。しかし、子供の方が極端に放射線の影響を受けやすい訳ではありません。通常放射線の専門家が子供には配慮をしましょうと伝えているのは、子供は、大人よりも将来の時間が長く、将来どのような健康状態になるかがわからない今の段階では、なるべく注意をはらっておこう、と考えているからです。いろいろな場面で、大人達が「子供は将来があるから大切にしよう」、と思うことと同じです。
 最近の研究では、お腹の中の赤ちゃんは、私たち専門家も驚くほど、細胞の中の遺伝子が放射線の影響を受けないことが明らかになりました。お母さんは体内の子宮で自らの子を守っています。お母さんの身体が遮ってくれるので、外から放射線を浴びても、その半分以下の放射線量しか赤ちゃんには届きません。

 竹。

19. 放射性物質水俣で問題となった水銀のような重金属とは違い、体内に取り込んでも代謝や排せつによって体の外に排出されます、とありますが、放射性物質は多数あり、重金属も含まれます。専門家として重大な勘違いをされていると思いますが、いかがですか?@team_nakagawa

 答。

被曝が懸念される放射性重金属の量と、重金属(非放射性)による障害が出る金属の量は桁が違いすぎます。重金属という理由で健康被害が出る場合は、その前に放射線障害で無くなるか、重篤な症状が出ます。

 竹。

49ページの「1ミリシーベルト内部被曝が1ミリシーベルトの外部被ばくより危険ということはありません」、とおっしゃる根拠を述べてください。@team_nakagawa

 こっち。
放射線被ばくに関するQ&A

Q.内部被ばくと外部被ばくでは、内部被ばくの方が影響が大きいのではないですか?
A.体内の放射性物質から受ける内部被ばくの実効線量は、摂取した放射性物質の量(ベクレル)に実効線量係 数(シーベルト/ベクレル)を掛けることにより求められます。このようにして得られた実効線量を用いれば、 内部被ばくの影響と外部被ばくの影響を同等に扱うことができます。同じ実効線量であれば内部被ばくでも外部 被ばくでも影響の大きさは同じです。

 竹。

21. 「預託線量という概念が、内部被曝の脅威をはっきり示してくれる」と言いますが、その根拠となる計算式、およびなぜ預託線量が内部被曝の脅威をはっきり正確に示すことができるのか、ご説明ください。また本書にもほとんどでてこないのはなぜですか?@team_nakagawa

 ここらへんからいろいろ見るといい。
預託実効線量の計算

 しかしながら、放射性物質が体内に摂取され、体内の組織や臓器に沈着した場合、組織や臓器の受ける線量を算出することは容易ではありません。それは、この内部被ばく線量を算出するために、体内の組織や臓器に沈着している放射性物質の量を測定する必要があり、しかもその量の時間的変化を追跡しなければならないからです。
 このため、内部被ばくの場合は、人が摂取した放射性物質の量と、人体の組織や臓器が受ける線量の大きさとの関係を算出しておくことにより、摂取した放射性物質の量を基準にして人の被ばく量を算出する方法がとられています。

 竹。

カリウム40は天然放射性物質であり人工放射性物質と違い、体内に蓄積濃縮されず入るスピードと出るスピードが一定であり、年間摂取限度量はセシウム137が320万分の10gであるのに対し、カリウム40は16gです。カリウムとの比較は間違ってないですか?@team_nakagawa

 答。

セシウム137の比放射能は3.2x10^12[Bq/g]なので、年間摂取限度量は年間1000万ベクレルというご見解ですね。 (@yamasato777)

ポストさんてんいちいち日記 竹野内真理ツイートの真面目な分析

ブログ主は物好きなので、クソ真面目な反論をしておきます
カリウム40の年間16g、これは、424万Bq/年=1万1600Bq/日です。
セシウム137の年間320万分の10g、これは、1000万Bq/年=2万7400Bq/日です。
いいんですかねぇ、こんなに摂取して。しかも、セシウム137のほうが摂取限度が高い???

 竹。

23. チェルノブイリセシウムによる発がんは認められていません、とありますが、バンダジェフスキー論文やその他の多くの論文で、セシウムによるガンおよびガン以外のあらゆる病変が報告されています。この報告をどう思われますか?@team_nakagawa

 バンダジェフスキーwww で終わらせるのは何だけど、「その他多くの論文」って、誰のどの論文? 英語で書いた奴ある?
 竹。

55ページ 今の放射線量のもとで暮らしても、がんは増えないと申し上げます、とありますが、その根拠はなんですか?中川先生のアドバイスに従い、残った人々の間で実際ガンが増えた場合、学者として責任をとるおつもりはありますか?@team_nakagawa

 今の放射線量のもとで暮らして、がんが増えたデータがあるのかな?
 あとこんなの読むといいかも。
被曝によるがん死亡リスクの増加についてもうちょっと考えてみた - Togetter
 竹。

日本の寿命が伸びたからガンが増えたということですが、では小児ガンが増えている現象をどう説明しますか?@team_nakagawa

 有毒化学物質かな?
有毒化学物質と小児がん:証拠の検証
 大気中の放射性物質は増えてないよね?
 あと、日本の場合。

小児がん罹患率の年次推移はほぼ横ばい http://bit.ly/j6K8mW 。(smoketree1)

 竹。

タバコの危険性について、かなり詳しく書かれています。タバコには、放射性ポロニウム210が含まれていますが、この危険性についてはご存知ですか?なぜタバコにも放射性物質が入っているのに、言及しないのですか@team_nakagawa

 こっち参照。図が載ってるよ。
ポロニウム210 - Togetter
 1日約20本吸っても200μSv/yぐらいですかね。
 竹。

お酒に強い遺伝子と弱い遺伝子を持つ人のことが詳しく書かれてありますが、では、放射能に対して強い遺伝子と弱い遺伝子もあるのではないですか?この放射能に弱い遺伝子を持って生まれた人、放射能に対する感受性の高い人の話題が出てこないのはなぜですか@team_nakagawa

 ごめん何言ってるのかよく分からない。人間の部位によって強い・弱いはあるみたいだけど、個人差に関しては「放射能」に限定してではなく、「あらゆるリスク」に対しての強さ・弱さなんじゃないかな。
 竹。

広島の被ばく線量を距離のみから見積もり、またガンマ線中性子線のひばくのみで、内部被曝に触れないのはなぜ?また3.25km地点で1mSVだとする根拠は?また、同心円状以外の気象条件や雨による線量の増加、アルファ線ベータ線内部被曝を加味した計算は?@team_nakagawa

 広島の原爆で生じた半減期の長い核種は微量で、食物による内部被曝は検討の埒外です。「同心円状以外の気象条件や雨による線量の増加」に関しては、基本データを持っている機関が不明でした。
 広島の放射線量に関しては、「被曝線量評価体系2002(DS02)」によると、爆心地から2キロの地点で「γ線81mGy、中性子線0.4mGy」とのことですので、それから計算すればいいんじゃないですかね?
世界各地の放射線被ばくの状況
 こっちはちょっとソースもう少し調べる必要あるかも。
原爆放射線について|厚生労働省
 竹。

原爆投下後に広島・長崎に入った入市被ばく者の中でも急性症状を呈して数週間後に亡くなったケースがあることが、肥田医師の本にあり諸条件で高線量の内部被曝をした人がいると思われますが、入市による被ばくが、初期放射線と比べるとわずかです、と言い切れる根拠は?@team_nakagawa

「ケースがある」ということと「わずかだった」は問題なく関係づけられます(ケースがあったがわずかだった)。ケースがあった、ということが入市による被ばくが多かった・少なかったというデータは何かありますかね。
 竹。

79ページに、白血病にかかった約半数と固形がんにかかった約10%が放射線起因であると考えられると書いてありますが、このような放射線起因のパーセンテージの数字の根拠となる説明と計算式をお示しください。@team_nakagawa

原爆に被爆した人の中で」の話? こっち見るとどうかな?
Q&A よくある質問 - 放射線影響研究所

総じて、白血病死亡の約半数と固形がん発症数の約10%が放射線被曝に起因すると考えられます。

原爆被爆者における白血病リスク - 放射線影響研究所

寿命調査(LSS)集団は1950年の国勢調査を基に設定されたので、原爆被爆者における白血病リスクの解析は1950年以降の期間に限られている。寿命調査集団の中で0.005 Gy以上の線量を骨髄に受けたと推定される49,204人のうち、2000年までに204例の白血病死亡例が確認されており、このうち原爆放射線に起因すると推定される過剰例数は94例(46%)である(表)

原爆被爆者における固形がんリスク - 放射線影響研究所

ほとんどの固形がんでは、被爆時年齢に関係なく急性放射線被曝によりがんリスクは生涯を通じて増加する。被爆者の年齢増加に従って、固形がんの放射線関連過剰率も、自然発生率も増加する。2,500 m以内で被爆した人の平均放射線量は約0.2 Gyであり、この場合、がんリスクは標準的年齢別の率よりも約10%高くなっている。1 Gy被曝によるがんの過剰リスクは約50%である(相対リスク= 1.5倍)。

 竹。

2000年までに発病した原爆によるがんの総数は1900例とありますが、この根拠をお示しください。@team_nakagawa

 こっち。
Q&A よくある質問 - 放射線影響研究所

LSS集団が両市の全被爆者の約半数と仮定すれば、2000年までの放射線被曝に起因すると考えられるがん発症総数は約1,900例と推定されます。

 白血病死亡の推定された過剰数が94、固形がんの推定された過剰数が848、足して倍。
 竹。

被ばく2世では影響は見られていない、動物実験では証明されているが、人間では影響が確認されていない、とあり、動物であってヒトではないというのはなぜ?またチェルノブイリ事故以来の被ばく2世、3世で増えている先天性異常や遺伝的影響があるとする論文どう思う?

 人間に近い動物では多分確認(証明)されていませんし、チェルノブイリ事故以来の「先天性異常や遺伝的影響」があるとしているのは、ミンスク遺伝疾患研究所のラジュク所長以外にはうまく見つからず、論文も不明でした。
 竹。

WHOの国際がん研究所の調査で、Cardisらの核施設労働者の15カ国の疫学調査では、たった10mSVでガンリスクの上昇が、成人男性の間でさえ認められていますが、100mSVより低い被ばくで発言の増加は認められていないとおっしゃる理由は何ですか?@team_nakagawa

 その調査データに関する、日本人研究者の意見はこんな感じかな?
国際がん研究機関による原子力産業従事者の疫学調査の統合解析 水野正一

著者らは示してないが、今回の結果が、高い線量域の結果であれば、論文に対するコメントにもあるように、リスクを過大に推定している危険性はある。それが、時間経過のなかでそうなると主張するには、「未だし」という感があり、今後公表のLong detailed reportsで明らかにされることが望まれる。

 Long detailed reportってもう出てましたかね。
 こっちも否定的だね。
放射線影響協会疫学センター BMJ論文に対する当協会の見解詳細

(8)データの取り扱い
 本論文には累積被ばく線量と過剰相対リスクとの関係を明示する図または表が含まれていない。そのため、ある線量域でのみ特に大きく高値側にはずれるようなデータが偶然得られ、それに引きずられて直線勾配がかなり大きくなって、発表結果のSv当りERRが大きく影響を受けた可能性を排除できない。

 竹。

入市被曝者の寿命が日本の平均より長いとする、根拠となる元データはどれですか?また原爆から5年間は、まったく死亡率統計が採られていないと思いますが、これが考慮されていないデータでは不完全であり、ここから結論を出すのは、非科学的だと思いませんか?@team_nakagawa

 これかな?
原爆被爆者の平均余命に関する研究
 こちらは表になってる。
線量あるいは爆心地からの距離と平均余命
「市内に不在、早くに入市(一ヶ月以内)がけっこう平均余命長くないかな?
 死亡率統計というか、国勢調査が1950年が戦後初なんだよね。基礎データ(戸数・人口)とか分からないと、死亡率も正確な数分からない。
 竹。

広島の平均寿命が全国より高いとありますが、では原爆投下以前はどうでしたでしょう?中川保雄著『放射線被曝の歴史』で広島は原爆投下前は白血病が全国平均の2分の1であった。こういったもともとの地域性も加味しなければ、原爆の影響は正確に測れないと思いますが?@team_nakagawa

 これが資料ないんだよね国会図書館にでも行ってみるかな…。こちらが逆に聞きたい。「広島は原爆投下前は白血病が全国平均の2分の1」だったという資料、放射線被曝の歴史』の伝聞情報以外にあるんですかね?
 竹。

90ページに、チェルノブイリ事故後、過剰と言える避難が行われ、その結果、住民の余命の短縮の原因になったとありますが、どういうデータをもとにそう断定していますか?避難は数日後に行われれ、その間の被ばくにより余命が短縮された可能性が十分にあるはずですが?@team_nakagawa

 こんなのはどうかな?
チェルノブイリ事故による死亡者数の推定 (09-03-01-13) - ATOMICA -

第1グループは事故直後から1987年にかけての緊急の事故処理作業に従事した約20万人で、一人当たりの平均被ばく線量は100mSv、被ばく者全員が95歳まで生きると仮定するとリスクモデルから固形がんおよび白血病の合計で2200人の過剰死亡となると計算される。このグループには、このほかに急性放射線症により28人が被ばく3か月以内に死亡、その後2004年までに放射線被ばくの関連で19人が死亡していることが判明している。第2グループはチェルノブイリ原子力発電所周辺30kmの住民13.5万人で、事故の翌日に避難し、一人当たりの平均被ばく線量は10mSvで、これによるがんの過剰死亡は160人と推定される。第3グループは放射能の高度汚染地域住民で避難しなかった約27万人であり、一人当たりの平均被ばく線量は約50mSvであった。このグループでのがん死の生涯予測は1600人と計算される。なお、このグループには特に小児に甲状腺がんが多発したが、死亡数は9人であった。以上の3グループの合計約60万人の被ばく者からの放射線による死亡者数の合計は約4000人と計算される。

「平均被ばく線量10mSv」でどうなるかというと…以下のところに表が載ってる。
放射性物質汚染食品規制のリスク便益分析
 …「表1: プレストンらのモデルに基づく10mSv被曝の損失余命と超過がん死亡率」、男女平均4.2or4.7日ですかね? それより平均寿命が縮まってたら、明らかに何か別の原因を考えたほうがいい。
 竹。

チェルノブイリの決死隊134人中、亡くなったのは50人、原発から30km圏内の事故処理作業者で事故の被ばくと考えられる白血病の死亡者は80人ということですが、今まで甲状腺ガン以外は増えていないという定説は間違いですね?この数字の根拠は?住民ではどう?@team_nakagawa

チェルノブイリ事故との比較 - 東日本大震災への対応 -首相官邸ホームページ-

チェルノブイリでは、134名の急性放射線障害が確認され、3週間以内に28名が亡くなっている。その後現在までに19名が亡くなっているが、放射線被ばくとの関係は認められない。

「決死隊」じゃないよね?
 あとは、またここかな?
チェルノブイリ事故による死亡者数の推定 (09-03-01-13) - ATOMICA -

事故直後から1987年にかけての緊急の事故処理に当たった作業者、チェルノブイリ原子力発電所から30km圏内に居住し事故後避難した避難民、および避難はしなかったが旧ソ連ベラルーシウクライナ、ロシア)の高度汚染地域に居住していた人の計約60万人を対象とすると、事故により増加するがん死亡は約4000人と推定され、旧ソ連の(高度汚染地域を除いた)汚染地域の居住者を含めて約740万人を対象とすると、合計で約9000人と推定された。さらに、最近の報告では、推定対象をヨーロッパ全体5.7億人に広げ、過剰死亡の数は約16000人と予測されている。

 事故処理作業の人はこんな感じ。

第1グループは事故直後から1987年にかけての緊急の事故処理作業に従事した約20万人で、一人当たりの平均被ばく線量は100mSv、被ばく者全員が95歳まで生きると仮定するとリスクモデルから固形がんおよび白血病の合計で2200人の過剰死亡となると計算される。このグループには、このほかに急性放射線症により28人が被ばく3か月以内に死亡、その後2004年までに放射線被ばくの関連で19人が死亡していることが判明している。

 竹。

がんで増えているのは子どもの甲状腺ガンだけとありますが、甲状腺ガンだけに限らず、心筋梗塞、I型糖尿病、肺がん、呼吸器系疾患、腎臓疾患、生殖障害、感染症、先天異常など、あらゆる病気が報告されていますが、これら報告を無視する理由は政治的なものですか?@team_nakagawa

 そんなこと言ってる医者連れてきて。ただしバンダジェフスキー以外。
 竹。

国際的な合意の3団体、IAEA、UNSCEAR、ICRPはすべて原子力産業と利権が絡む団体ですが、こういった利害関係を持つ団体の合意を信頼できるものと断定する中川先生は、医療放射線機器や放射性薬剤を含む、原子力産業との利害関係はありませんか?@team_nakagawa

 利権の絡み具合もう少し聞かせて。妄想・陰謀じゃない奴。
 竹。

94ページ 事故当時お母さんのおなかの中にいた子や事故の後に生まれた子に甲状腺ガンが増えなかったと言っていますが、相反する論文が数多く存在します。根拠を教えてください。@team_nakagawa

 ほら。
ベラルーシの小児甲状腺ガン

小児甲状腺ガン患者508名の誕生日を,チェルノブイリ事故を中心に3群に分類すると,事故前誕生例は497名(97.8%),事故当時誕生例は6名(1.2%),事故後誕生例は5名(1.0%)と,ほぼすべての小児が事故前に生まれていることが明らかとなった.

 相反する論文を複数挙げてみて。
 竹。

チェルノブイリ支援活動を行った現松本市長の菅谷医師は、甲状腺がんを患った子どもたちのうち、6人に1人がのちに肺がんになっている、と言う。転移の可能性があること、また放射線起因の甲状腺ガンは、悪性で肺やリンパ球に転移が認められるとした論文もありますが?@team_nakagawa

 ソースこれかな?
会津放射能情報センター 山下俊一×神谷さだ子対談」「通販生活」2012春号 市民の不信感は解消されたか

ただ、甲状腺がんは予後がよい病気とはいえ、チェルノブイリでは6人にー人が肺に転移しています

 …しかしこれ、データ(数字)がうまく見つからなかった。例によって菅谷昭さんの伝聞情報かもしれない。
 竹。

著名な放射線学者で医師でもあるジョン・ゴフマン博士も、放射性ヨウ素131を使用した甲状腺疾病の治療を、2次ガンの危険性から批判しています。放射性物質または放射線を使ったガン治療での、二次がんの危険性とベネフィットについて、具体的にお答えください。@team_nakagawa

 もうお前、そのくらい自分で調べろよ…。
 はい。
悪性腫瘍の放射線治療と二次がん

二次がんの発生頻度は、全放射線治療患者数を母数とした場合0.06〜0.50%であり、推定5年生存者数を母数とした場合0.15〜1.57%で、それぞれの平均をとると0.11%および0.30% である。

 要するに、普通に1%以下。
 竹。

100ページに、今回の福島事故では、ヨウ素の服用は必要なかったと書かれていますが、海外の専門家は逆の意見を述べている人が多数いらっしゃいます。根拠を福島におけるなるべく多く被ばくした子どもの甲状腺への具体的な線量値を引用しながら、具体的な説明を。@team_nakagawa

 逆の意見を述べている海外の専門家って…誰?
 まあいいや。
asahi.com(朝日新聞社):福島の子ども、半数近くが甲状腺被曝 政府調査で判明 - 東日本大震災

全体の55%の子は検出限界も含み測定値が「0」だった。「0」超では、0.01マイクロシーベルトが26%いた。0.02マイクロシーベルトが11%で、最高は0.10マイクロシーベルトだった。

memo: 小児甲状腺被曝のニュースに関して - Togetter
 等価線量だと35mSvという情報もあるみたいだけど。
よくわかる原子力 - 原子力防災について ーヨウ素剤 Q & Aー

Q2)どんな時にヨウ素剤をくばるの?
A: 事故の規模などから計算して、甲状腺の被ばく線量が100mSvをこえると予測されたときにくばられます。

 …必要ないんじゃね?
 竹。

チェルノと福島の原発事故の違いを格納容器のあるなしで区別してるが、福島の原発の格納容器も破損し、放射性物質が放出したのは既知の事実。どうです?またチェルノではありとあらゆる放射性物質が飛び出したとあり、日本ではそうでないような言い方だが、先生の持つ福島由来の放射性核種のデータは?

 別に中川先生じゃなくてもそんなデータ持ってるよ。ここ見ろ。
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について
 ↑これの13ページ、「表5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)」ね。
 竹。

福島の子どもの甲状腺被ばく量が最大で35ミリシーベルトとあるが、3月25日時点での放射線医学総合研究所からの預託線量を計算した資料でも、50ミリシーベルトを超える。この矛盾は何?さらに「福島で甲状腺ガンが増えることはない」と断定されていますが、そうでなかった場合先生は責任を取る?

 預託線量で「50ミリシーベルトを超える」ってデータはないんじゃないかな? 「最大で42ミリシーベルト、平均で12ミリシーベルト」だったと思う。あと「誤差の大きい数値」って言ってる。それから、福島で甲状腺ガンが増えなかったら、竹野内真理さん、何か責任取る?
 竹。

チェルノブイリで50ミリシーベルト以上の高線量汚染地域に27万人、10~20ミリシーベルトの低線量汚染地域に500万人いたということですが、セシウムによる発がんは増加していないと強弁されています。この根拠は何ですか?@team_nakagawa

 そんなこと言ってるの、バンダジェフスキーとその仲間しかいないから。
 竹。

2011年3月23日、東京の金町浄水場から100/kgを超える水が検出されたが、赤ん坊がその水を1トンまでだったら飲んでも平気と書いてあります。100Bq×1000kg=10万Bqの放射性ヨウ素を赤ん坊が飲んでも大丈夫というが、根拠を示してください。@team_nakagawa

 ここに書いてある。1kgあたり15,020Bqのホウレンソウを100g食べると、112.65μSV。
ベクレル→シーベルトの係数(ヨウ素131) : ほりこ

#nakagawaquiz 解答です。ホウレンソウ中に観測されたヨウ素-131の最大値として、1kgあたり15,020Bq(ベクレル)を用います(ベクレルに関しては3月19日のツイートを参照 http://bit.ly/eHcLCP )。そのうち100gを摂取したとします。
1〜6歳:15,020×0.1×0.075 = 112.65,
7〜14歳:15,020×0.1×0.038 = 57.08,
15〜19歳:15,020×0.1×0.025 = 37.55,
大人:15,020×0.1×0.016 = 24.03
単位は(マイクロシーベルト)です

 1502Bqで112.65μSvだから、150200Bq(100倍)で11.265mSV。
 もう一つ別の計算。
放射線量と臨床症状(3)ヨウ素131入り水道水のベクレルからシーベルトに変換する - シェイブテイル日記

 青いセルに数値を入れます。例えば1000ベクレル/kgのヨウ素131が検出された水を0.1kg飲んだなら100ベクレルですから100と入れる、という具合です。すると、このヨウ素代謝されず、体内に50−70年残った、という想定での蓄積被曝量が2.2μSvといった具合です。 この2.2μSv、相当に小さいです。

 100Bqで2.2μSVだから、10万ベクレルだと、1000倍して2.2mSv
 …計算間違ってないですよね。
 竹。

1994年、ウクライナベラルーシの平均寿命が事故前と比べ、7年も短くなった事実を提示しながら、その原因を「精神的に悲嘆にくれ生きることへの気持ちが弱くなったからだ」と断定してるが、死亡原因は、多様と考えられる中、原因をこの理由にだけにできる根拠は?@team_nakagawa

 まあ素人的には酒とかストレスリスクはあるよね。ただ放射能は絶対にない
 以下のところ参照。
放射性物質汚染食品規制のリスク便益分析
 竹。

ロシア政府が2011年に出した報告書で、過剰な避難により、原発事故の影響が何倍も大きくなったとあるそうですが、避難により、健康障害が軽くすんだというケースもあるのではないですか?どのようにして、避難による影響について結論されましたか?@team_nakagawa

 ない。あるというなら竹野内さんがそういうケース探してみて。多かったか少なかったかも併せて。
 竹。

ロシア政府報告書で、精神的ストレスが、被ばくそのものよりも大きな損害をもたらしたことが明らかになったとありますが、精神的ストレスを定量化して、被ばくそのものよりも大きな損害が出たと断じるのは、科学的にほぼ不可能な作業ではないかと思いますがどうですか?@team_nakagawa

 論文っぽいものあるよ。
チェルノブイリのストレス影響
 これの「参考文献」とか目を通してみたらどうかな。
 竹。

10ミリシーベルトの被ばくによる平均寿命の短縮は4,5日とありますが、この数値の根拠となる計算式と説明をいただけますか?(110ページ)@team_nakagawa

 これで3回目。ほら。
放射性物質汚染食品規制のリスク便益分析
「表1: プレストンらのモデルに基づく10mSv被曝の損失余命と超過がん死亡率」、男女平均4.2or4.7日ですかね?
 竹。

飛行機事故を怖がっていると、かえって事故で死亡するリスクが高まることがあります、とありますが、とても非科学的な発想だと思いますが、いかがですか?(111ページ)@team_nakagawa

 事故リスクは変わらないけど死亡リスクは高くなるんじゃないかな? 安全に脱出できないとか。ただし根拠はそんなにない。
 竹。

年間5ミリシーベルト基準は政治的に厳格な基準にされてしまったと言いますが、5ミリシーベルトが厳格と言える根拠は何ですか。本当は国際基準の1ミリシーベルトを採用すべきではないのですか@team_nakagawa

平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法
 法律になってたら「厳格」って言えるんじゃないの?
 竹。

ロシア報告「この25年でリクビダートル(19万人強)のうち、原因はどうあれ死亡したのは4万人である。死亡原因で最大は、慢性虎血性心疾患(1763例)であり、重度のがん疾患では、気管支および肺の悪性腫瘍(485例)が最も多かった」心疾患と肺の悪性腫瘍と被ばくの関係をなぜ言及しない?

「慢性虎血性心疾患(1763例)」なんて病気、初めて聞いた。馬鹿かお前は(個人の感想です)。「慢性虚血性心疾患」だよね?
 ソースはこのあたり?
【GEPR】チェルノブイリ、ロシア政府最新報告書(2011年)の紹介―社会混乱への警戒が必要 : アゴラ - ライブドアブログ

この25年で、リクビダートル(19万人強)のうち原因はどうあれ死亡したのは4万人である。死亡原因で最大のものは慢性虚血性心疾患(1763例)であり、重度のがん疾患では、気管支よび肺の悪性腫瘍(485例)が最も多かった。また、リクビダートルの総死亡率は、ロシアの男性住民のそれを超えていない

 なんで「リクビダートルの総死亡率は、ロシアの男性住民のそれを超えていない」の部分のテキスト省いて紹介するの? ロシアの普通の男性住民のほうが、リクビダートルより死亡率高いってことじゃない?
 あと、暇なときこっちのテキストも読んでおいたほうがいい。
チェルノブイリ事故についての放射線の影響評価(要旨の日本語訳) : Global Energy Policy Research
 
 あとはまた明日にでもやります。