イラクではとにかく何か邪悪なことが起きているらしい

lovelovedog2004-05-21

↓メールでいただいたテキストを、整理して掲載します。


私の考えるイラクの癌の発症率の原因として、ツワイサの原子炉に目を付けています。
過去にニュースにもなったので、ご存知かも知れませんが、イラク中部のツワイサ原子炉は1980-1990年にフセイン核武装を目指した重要施設ですが、1981年にイスラエル軍機が原子炉を爆撃、つづく1991年に湾岸戦争で米軍の空爆にあい、大きな被害が出ています。米軍によるイラク攻撃が最終段階を迎えた4月上旬には、付近の住民が施設に侵入し、貯蔵庫から盗んだ放射性物質(イエローケーキ)を道端や川に捨ててドラム缶を飲み水入れ等に使用すると言う事件がありました。
あのときにあったイエローケーキの空き缶は米軍が一つ3ドルで回収したようですが、イエローケーキのほうは、放置されたままでした。量にしておよそ2万トンと言われています。
そして、ツワイサのあった地域にある川と言うのは、チグリス川で、その流れの先にはハンマール湖があり、そこに流れ着いた後ペルシャ湾に流れて行きます。
ハンマール湖の横にはバスラがあります。バスラの人たちはハンマール湖の水を使用して、癌が増えた可能性があるのではないか? と思っています。あくまでも私の一説で、現地調査をした訳ではないのですが、イラク国内の癌の発症の増大にある程度年数的な物が当てはまるのではないかと言う想像にすぎません。こういう考えもあるのだな程度に捉えて頂ければ幸いです。
そこから、こんなサイトを見つける。
イラク ツワイサ かつてのイラク原子力施設 今やウラニウム汚染地帯http://homepage2.nifty.com/mekkie/peace/iraq/news/062.html

 記事には「およそ千人の核関連技術者が居た」はずです。小規模な略奪が発生したとしても、これほど壊滅的な事態にはなりません。つまり、米軍が最初にこの施設に突入したとき、警備システムや施錠や壁や扉など、一般的に略奪から防護できる最低限の設備を壊して最初に略奪したのであろうと想像できます。その後、何の管理もせずに放置したため、武装した住民が殺到しても手の打ちようがなかったと思われます。これもまた米軍の犯罪の一端なのです。
こちらでは米軍になぜか文句を言っているみたいですが。さらにこんなのも。
↓ロシアのニュースから (2002.4月〜2003.12月)
http://www2.cc22.ne.jp/~yfukuma/news.02.4-6.htm

イラクチェルノブィリによる白血病
http://www.inopressa.ru/details.html?id=12814
(ロシア語は読めないので何と書いてあるかは不明です)


1991年、アメリカはこの2つの原子炉を爆撃し、それ以来この工場は稼動していない。当初そこには1000トンの「イエローケーキ」と呼ばれる酸化ウランが保管されていた。それは核兵器製造に必要なものである。しかし最近では94トンしか残っていない。
(中略)
住民は壊れた車や荷車などで入っていった。彼らはコンピューターや家具だけでなく、200以上の大きな青いプラスティックの容器も持ち出してきた。その中にはそれぞれ約250kgの「イエローケーキ」が入っていたのだ。
(太字は引用者=俺)
イラクの地図はこちら(本日のダイアリーの画像になってます)
http://www.ncm-center.co.jp/tizu/iraku-2.gif
大きいほうで見ると、「ハンマール湖」と「バスラ」の位置関係も分かると思います。ハンマール湖は、とても大きな湖のようです。
↓ツワイサの場所とかはこちらから
http://www.cnfc.or.jp/plutonium/pl3/lecture.html
これの「図2」が、イラクの核施設が掲載されている地図です。「Tuwaitha」って書いてあるところ。バグダッド(Baghdad)の南東です。
1991年に湾岸戦争でおこなわれた「米軍の空爆」とその規模がどれぐらいのものだったのか、少し興味を持ちました。
これがイラクで起きている(また、これから起こりそうな)、何か悪いことの原因、ということも考えられます。左寄りの人ふうに言うと「可能性は否定できない」という感じでしょうか。少なくとも「300トンの劣化ウラン弾」よりは「900トン(あるいはそれ以上)のイエローケーキ」のほうが体に悪いことだけは確かです。