反戦詩みたいなの読み過ぎて頭が痛い
↓以下の日記の続きです
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20041017#p4
例の横浜の米軍機墜落事故関連の資料を読んでたりするんですが、今日手に入れた資料はびっくりでした。
アニメ『パパママバイバイ』は、アニメ本を見た限りでは、原作とも実際に起こった話とも違う、なんかとんでもないものだった!
『パパママバイバイ』を教材資料として使った例が載っている本(『パパママバイバイノート』)があった!
学校の教室で、反戦・反自衛隊なテキストとして、これが利用されてたりするわけですが、子供の作文にこんなのがあったりする。『「パパママバイバイ」ノート』(早乙女勝元・編/草土文化, 1984.8)、p183-184。
自衛隊はなんのためにあるんだろう?
火事とか災害のとき活躍するためか。
人々のために活躍するのが自衛隊なのか。
だったら、どうして、ユー君・ヤス君を助けなかった。
燃えている家の火を消さなかった。
自分の国の人を助けないで、アメリカのパイロットを助けている。
それが自衛隊なのか。
自衛隊は戦争の訓練をしている。戦争放棄した国の自衛隊が、戦争の訓練なんておかしい。(マサユキ)
うわぁ。
1・自衛隊のヘリが来たときには、被害者は病院に運ばれ、消火活動もおこなわれていた(国会の証言によれば)
2・自衛隊のヘリは、消火作業をおこなう能力を持たない(現場の状況に応じて、持つことも可能だとは思いますが、基本的な装備だけでは無理なはず)。
3・「戦争放棄」とは言っても、防衛のための戦争は認められているわけで…。
小学生に、情に訴える要素が強い割に間違っている「本当に近い嘘(物語)」を教えてはいけない、という典型的な例、という感じです。まさに、石原慎太郎都知事が言ったように、「公教育というものは、法に基づいて公正中立に行われるべきもので」ある必要は絶対あると思います。それと同じようなことを、左のえらい人(たとえば日教組の委員長とか)が言ったとしても、多分俺は正論だと思うことでしょう。
真似して俺も詩を作ってみたよ。
ぼくは サウロンがにくい
どうして ゆびわなんてものをつくったんだろう
そんなものがなければ 中つ国はへいわだったのに
たくさんの ひとがしんだ
サウロンは あくまだ
どうして ガンダルフと なかよく暮らせなかったんだろう
てんごくの ゴクリは いまは しあわせなのかな
何でもできそうですね。
ぼくは きんだいちこうすけが にくい
めいたんていが こなければ ごくもんとうは
だれも しななかったのに
前の日記で、この件に関して参考になりそうなところ。
↓チロヌップのきつね
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20030904#p1
↓「チロヌップのきつね」を学校ではどう教えているか
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20030906#p3
1980年代中頃ぐらいまでの小学生は、反戦教師に考えを合わせなければならないので大変だろうな、と思いました。