『乱歩と名古屋 地方都市モダニズムと探偵小説原風景』『江戸の武士の朝から晩まで』『〈ポストモダン〉とは何だったのか』
本日の読みたい本・おすすめ版(2007年5月あたり)。
乱歩と名古屋―地方都市モダニズムと探偵小説原風景 (東海 風の道文庫)
- 作者: 小松史生子
- 出版社/メーカー: 風媒社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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乱歩が多感な少年時代を一番長く過ごした名古屋。明治末期の、保守と革新が入り混じった地方都市モダニズム文化の洗礼を受けたことが、乱歩の感性に何を刻印したのか。
江戸の武士の朝から晩まで―日本人なら知っておきたい (KAWADE夢文庫)
- 作者: 歴史の謎を探る会
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 文庫
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何を食べていた?給料はどのくらい?恋愛、結婚は?トホホな下級武士から贅沢三昧の上様まで、江戸の侍たちの暮らしぶりを細見!あぁ、今も昔も、サラリーマンの悲哀は変わらない。
“ポストモダン”とは何だったのか―1983‐2007 (PHP新書)
- 作者: 本上まもる
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/05
- メディア: 新書
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1983年、当時二〇代であった浅田彰の『構造と力』がベストセラーになり、フランス現代思想を源流にもつポストモダン思想が日本でもてはやされた。しかし、ニューアカデミズムと呼ばれたその思想は、相対主義の烙印を押され、まもなく世間一般から忘れられてしまう。ニューアカは一時の流行にすぎなかったのか?じつは、成熟した日本社会の見取図を描ける唯一の思想として、まったく古びていないのでは?浅田彰、柄谷行人、東浩紀、福田和也…日本におけるポストモダン思想の潮流を再検討する。