『告発・現代の人身売買−奴隷にされる女性と子ども−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども

告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども

★『告発・現代の人身売買−奴隷にされる女性と子ども−』(デイヴィッド・バットストーン/朝日新聞出版/2625円)【→amazon
拉致、売春、強制労働…囚われの3000万人を搾取地獄から救い出す。戦慄の実態を描く迫真のルポ。
 ★『ゴジラと日の丸−片山杜秀の「ヤブを睨む」コラム大全−』(片山杜秀/文藝春秋/2835円)【→amazon
『週刊SPA!』の片隅に、世紀をまたいで連載された硬軟自在のコラム「ヤブを睨む」が遂に一冊に。評論家や文化人百人分の咀嚼力。時代を透視し、いまを生き抜くヒント満載。四百本を超えるコラムはすべて知の洗礼です。「怪獣世代」の大器・片山杜秀の全貌が初めてこの本で明かされる。
 
古代ギリシアの女たち―アテナイの現実と夢 (中公文庫)

古代ギリシアの女たち―アテナイの現実と夢 (中公文庫)

★『古代ギリシアの女たち−アテナイの現実と夢−』(桜井万里子/中央公論新社/820円)【→amazon
古代ギリシアのポリスの中でスパルタと並んで最強の国力を誇ったアテナイは、徹底した男社会であった。本書は、史料に記されたさまざまな事件を照射、検討することによって、繁栄の陰に隠され、抑圧の生涯を強いられたとされるアテナイの女たちの実態とポリス社会の実情を描く。
 
女性兵士 (講談社文庫)

女性兵士 (講談社文庫)

★『女性兵士』(加藤健二郎/講談社/580円)【→amazon
16歳のニカラグア女性高射砲部隊リーダー、元ミス・クロアチアセルビアの狙撃兵姉妹…彼女たちはなぜ兵士になったのか?軍事好きが高じて戦場ジャーナリストとなり、紛争地域を渡り歩いてきた著者が、戦いに魅せられた女たちとの日々を綴る。濃密な戦場描写と冷静な観察眼が光るルポ。
 
大本営参謀は戦後何と戦ったのか (新潮新書)

大本営参謀は戦後何と戦ったのか (新潮新書)

★『大本営参謀は戦後何と戦ったのか』(有馬哲夫/新潮社/777円)【→amazon
大本営参謀たちにとって、敗戦は「戦いの終わり」を意味しなかった。彼らは戦後すぐに情報・工作の私的機関を設立し、インテリジェンス戦争に乗り出したのである。国防軍の再興を試みた者、マッカーサーの指示で「義勇軍」を作った者、そして吉田茂暗殺を企てた者…。五人の誇り高き帝国軍人は何を成し遂げようとしたのか。驚愕の事実がCIAファイルには記録されていた。機密文書から読み解く昭和裏面史。