『時代小説の江戸・東京を歩く』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

時代小説の江戸・東京を歩く

時代小説の江戸・東京を歩く

★『時代小説の江戸・東京を歩く』(常盤新平/日本経済新聞出版社/1680円)【→amazon
名コラムニスト常盤新平藤沢周平池波正太郎などの時代小説を紹介しながら、ポイントとなる橋、店、所縁の地に立ち寄っていくエッセイ集。時代小説を追体験しながら江戸・東京を散策するガイドブックにもなる。
 
日本のかなしい歌100選

日本のかなしい歌100選

★『日本のかなしい歌100選』(林和清/淡交社/1260円)【→amazon
恋の哀しみ、親子の別れ、ワーキングプアの悲哀など、今も昔も私たちの周りにある哀しみに変わりはありません。日本人は哀しみをどのように表現してきたのか。万葉集から近現代の短歌まで、哀しみをテーマとした歌を100首セレクトし、それぞれをやさしく解説します。共感を持ってそれぞれの歌を鑑賞するとともに、生きる元気もわいてくる一冊。
 
エジプトの神々―古代の神と王の小事典 (大英博物館双書)

エジプトの神々―古代の神と王の小事典 (大英博物館双書)

★『エジプトの神々』(ジョージ・ハート/学芸書林/1575円)【→amazon
太陽や月、天空や大地、スカラベ聖甲虫、タカ、コブラ、ウシ、ライオン…。古代エジプト人は、超人的な力をもつものすべてを神として崇めた。死後神とされた実在の人物をも取り上げ、浮彫やパピルス画などの収蔵資料を駆使して、神々の全体像を紹介する。
 
「絵のある」岩波文庫への招待

「絵のある」岩波文庫への招待

★『「絵のある」岩波文庫への招待−名著再会−』(坂崎重盛/芸術新聞社/2730円)【→amazon
楽しきかな! 挿し絵にひかれて文庫めぐり。名著・名作の宝庫、岩波文庫は、実は「傑作挿し絵」のWonderlandだった。
 
確率と曖昧性の哲学

確率と曖昧性の哲学

★『確率と曖昧性の哲学』(一ノ瀬正樹/岩波書店/3360円)【→amazon
人の思考と行動に、果たして「自由」はあるのだろうか。生活の場に浸透する不確実さと、先端科学が提起するリアルな曖昧さの発見、その認識論上の位置づけのために、論理的パラドックスを考察し、因果性の再定義を試みる。意識から生命まで、あらゆる局面に浸潤する決定論に抗して、再び自由を基礎づけようとする知的挑戦の書。