2006-08-29から1日間の記事一覧

時間はあるけどネタに不自由している人に、2つのプロジェクトを提案・お願いしてみるよ(その1)

なんかこう、日記(ブログ)を書きたいんだけど、毎日身辺雑記みたいなことを書いていても飽きてきたし、だいたいそんなにネタがない、という人にお願いしたい2つの企画(プロジェクト)があります。 1・「排列表」の隙間を埋めてみようじゃないか計画 ま…

「ブックマーク・RSSから」を追加しました

タグ[RSS/Bookmarkから]のものを以下の日付に追加しました。 →2006年8月26日 なお、リスト形式のものは以下のところにありますので、ぼくのブックマーク・RSSについてリンク・言及される場合(リンク先を「via」みたいな形で明記する場合)はそちらにリンク…

彗星を作るもととなったガス雲に、生命のもとのすべてがあった、という仮説。

なぜ、窒素分子が彗星や隕石の中に検出されないのか、これは長年科学者を悩ませてきた。彗星は、初期の太陽系を漂っていたガス雲の中に存在していた。この雲の中に窒素が分子の形で存在しており、彗星も窒素分子を含んでいるはずと考えられているからだ。ま…

サッカーは純粋の日本人で勝負して欲しいというナショナリズムが居酒屋で語られる。

今月の3日、朝鮮日報の『河恩珠「日本に帰化するしかバスケを続ける道なかった」』という記事で、河恩珠という選手がせっかく取得した日本国籍を捨て、再び韓国籍に戻ったことを知った。ネットで見る限り、日本ではこの件に関して好意的な意見は皆無だった。…

濃いものを作っても需要が十分にある、というTYPE-MOONの状況について。

内容に関してですが、読者がTYPE-MOON作品(というか作品まわりの設定)に関してかなり知識を持っていることを前提で作られているのにビビりました。かなりというのがどれくらいかというと、『魔法使いの夜』とかを一瞬で思い出せるとか、死徒27祖を諳(そら…

「もっと普通の言葉を使えば「死ぬ気でやれ」。」身もふたもありません。

我々の人生は有限に決まってますが、しかし、ここから無限の時間を取り出すことはできないものでしょうか? 今日は、人間にとって時間とは何か? そして、永遠の生を得るために必要なものについて考えます。↑「もっと普通の言葉を使えば「死ぬ気でやれ」。」…

宮崎吾郎監督の技法を、より深く考えてみるテキスト。

たとえば、前のエントリで触れたアレンの表情について、さらに細かく言えば、技法的な面で次のような葛藤があると思います。↑宮崎吾郎監督の技法を、より深く考えてみるテキスト。

首都圏で大規模な停電事故を起こした「三国屋建設」が残したもの。

どう読んでも三国屋地方裁判所です。本当にありがとうございました。↑首都圏で大規模な停電事故を起こした「三国屋建設」が残したもの。

戦争に「負けること」と「食べること」に関する考えを抜きにした戦争観の問題について。

んで、おれは、とにかく「食べること」をぬきの戦争観には、あまり興味はない。そして、「食べること」を中心に見ていくと、先の大戦というのは、日本も含め大部分の国が農業国だった。つまり一時的にせよ、国土が占領されたり戦場になって荒らされたりする…

韓国が選択する「中立」という道に未来はあるのか。中立・非同盟とは何か。

中立というと、多くの人はスイスを想像するのではないだろうか。しかしこの国は中立といってもかなり特殊な事情が反映した国で、むしろ孤立主義の一形態に近い。外交は活発だが水面下での交渉が多い。韓国はスイスよりスウェーデン、それよりはオーストリア…

「外圧ですから」「外圧じゃしかたないな」という空気だった1990年代までについて。

実は90年代前半まで、日本の世論は外圧に反発することは少なく、むしろ自派の運動を強固にするために左右両陣営とも外圧を積極的に利用してきた歴史がある。左派陣営は中曽根政権下での教科書問題では、中国や韓国の反発を大々的に取り上げ、この時は左派だ…

地方でがんばって雇用と需要を支える企業とその厳しい現状について。

フタタさんもそうだったし、九州では百貨店さんなども含めて概して、「従業員の雇用を何よりも第一に優先する」という企業さんが圧倒的に多かった。利益がカツカツになったとしても、毎年なるべく多くの新卒を採用し、一度採用した社員さんに対しても責任を…

「制限」をかけて「提案」をするゲームの親切さについて。

『脳トレ』の例と『ひぐらし』の例では、それぞれ目的も効用も異なっていますが、どちらもここ最近のゲームの潮流を体現しています。一度の連続プレイでクリアされないような、かつそれが自然にプレイヤーに受け入れられ、その構造が楽しさを提供する。非ス…

語学学校ではなくて大学を選んだ意味について、もう少し考えてみたい人が多い。

大学には「格調高いシェークスピアの文学やワーズワースの詩を理解できる」ようになるために行くのではなかったのか。↑語学学校ではなくて大学を選んだ意味について、もう少し考えてみたい人が多い。

村上隆『芸術起業論』(幻冬舎 )の感想と紹介。

全面的に賛成とまではいわないが、たとえば、日本画の展覧会場を回っていて、時代が明治に入ると、とたんに作品の質が落ちる感じがする。何が伝えたいのかわからないようなのが増える。そういわれてみると、これは明治以降の作品が売ることを頭の隅に追いや…

面白いんだけど惜しすぎる失敗作、という、司馬遼太郎の伝奇小説『大盗禅師』。

やたらにスケールは大きいんだけど尻すぼみな話になってしまうのは、形式的におかれた主人公が時流、というか「物語」に乗り切れない、どこか乖離した人間――単なる「語り手」でしかないところにあります。その点が伝奇小説としては割合異例なのではないかと…

2006年夏の高校野球を見ながらいろいろ考える。

荒木大輔はその端正な顔立ちは勿論、少し不幸な影がつきまとう感じが全国の女性の「守ってあげたい心」を刺激して人気がでたのだと思う。当時、単なる野球好きの小坊だった私にはそのよさが理解できなかったが、うちの母親は「きゃーきゃー」言っていた。そ…

もはやもうマスコミに「空気」は支配されない、と考えている人たちが多くなってきている件について。

われわれはもはやマスメディアが見るような大衆ではないし、ある広告代理店が命名した分衆でもない。一人ひとりが、考える時には考えるし、反応したくない時には反応しない。投稿する人は投稿するし、コメントを書く人は書く。2chでスレを立てる人は立てて、…

まだ西郷隆盛の銅像もなかった時代の地図の画像があります。

尚学堂で求めた『尋常小学読本巻之四』(文部省編輯局、一八八七年)の挿絵を調べていると、上野の地図がでてきた。明治十年代末頃の上野。↑まだ西郷隆盛の銅像もなかった時代の地図の画像があります。

百合小説は男性の読むエロ小説みたいな位置づけになっているのがどうも気になります。

冒頭の引用文では「GL小説」に分類されているが、厳密にいうならば「マリみて」は「百合小説」には入らないだろう。しかし、それでも「マリみて」がその後の百合小説や百合漫画に大きく影響をあたえていることはたしかだと思う。↑百合小説は男性の読むエロ…

「ここにゴミがあるぞー」と言いまわる声の大きい人たちとシステムによって、どんどんOMNがゴミ溜めに。

どうもOMNは「良い記事を書けば読者は自然とやってくる」と考えているようなフシがあります。しかし「読者は導きによって行き先を決める」という方が現実に近いでしょう。もし「良記事率(良い記事の数÷記事の総数)」とでも言うべきものがあって、OMNとBlog…

「自分の話をブログでする」ことの危険とバランスについて。オーディエンスへのサービスはほどほどに。

メディアが恐ろしいのは、オーディエンスがいるということです。オーディエンスは何かをすれば喜ぶし、拍手喝采をくれます。けれども、そうしたオーディエンスからのフィードバックを、生身の自分が受けるようになると、上で言ったような自我肥大の傾向が生…