地方でがんばって雇用と需要を支える企業とその厳しい現状について。


フタタさんもそうだったし、九州では百貨店さんなども含めて概して、「従業員の雇用を何よりも第一に優先する」という企業さんが圧倒的に多かった。利益がカツカツになったとしても、毎年なるべく多くの新卒を採用し、一度採用した社員さんに対しても責任を持って雇用していく。その理由を、その当時のある百貨店さんの社長さんだった方は、「東京と違ってここは地方。大きな企業、働き口がそんなにある訳ではない。うちが社員をリストラするようなことがあったら、地域経済がどんなに冷え込んでしまうことか。非常に苦しいのだが、何としても頑張っていかなければならない立場なんですよ」と語っておられた。
↑地方でがんばって雇用と需要を支える企業とその厳しい現状について。