とりあえずぼくは沢尻エリカよりも当惑したアナウンサー・富永美樹の味方が多いことに納得いかないのだった

 以下のところから。
沢尻エリカ様「クローズド・ノート」記者会見
http://youtube.com/watch?v=OJZWM6r8SYg

アナウンサー「…一番思いいれのあるシーンというのは、どのシーンでしょうか」
沢尻エリカ「特にないです」
アナウンサー「ないですか!? …あ、ないですか(笑)。あ〜…全部…思い入れがある、ってことですかね、逆に言うと…思い入れ…」

 このやりとりで最初に持った感情は、この司会のアナウンサーは、何かとんでもないことが起きた場合の応用力に乏しい、普通の主婦とかやっていればそんなに恥をかかないですむだけの人生は送れただろう、という哀憫の感情だったんですが、世間的にはどうも沢尻エリカに批判的で、アナウンサーに同情的なのが、ぼく的には不思議な感じでした。
 世間一般には、失礼な質問者(アナウンサー)に対する、応用力のある回答者(役者)が求められることが多いので、その点では沢尻エリカも「うまいこと言う」能力に欠如していたのか、みたいなことも思ったり。
 で、あれこれ調べていて、質問した女性アナウンサーの名前が「富永美樹」だということがわかりました。
富永美樹 - Wikipedia

2007年9月29日に行われた映画「クローズドノート」の初日舞台挨拶での沢尻エリカの態度が問題視されたが[1]、この舞台挨拶の司会を務めたのが富永である。
10月1日付けの自身のブログで「同じ事務所に所属するモノとして、少しでも良い印象で終われるようにしてあげたかった・・・」と同じ事務所の先輩として気遣いを見せるコメントを綴った。

 同じ事務所だったのか。
 ブログのテキストはどうやら削除されてしまったようですが、あちこちに断片は残っています。
富永美樹 公式ブログ「目指せ!スーパーミセス」 おそるおそる・・?

おそるおそる・・?

さっき、今朝の(あ、もう昨日か・・)スポーツ紙朝刊を読んでいたのだけど。


昨日の「クローズド・ノート」舞台挨拶のことが、まぁ、でかでかと・・(笑)。

(予想はしてたけどね・・)


読み進んでいくと、そこにはこう書いてあり。



「司会の元フジテレビアナウンサー・富永美樹(36)が
恐る恐る「印象に残ったシーンは?」と質問すると「特にないです」とピシャリ。
さらに、クッキーを焼いて現場に届けたエピソードを聞かれると
「別に」と答え、富永アナをにらみ返した。」



(・・こーやって書くと、ウチが「何スポーツ」を取っているかバレてしまうかしら・・)




富永美樹(36)が恐る恐る・・」って(笑)。



「36のおばちゃんが21歳の女の子に「恐る恐る」質問するかぁ、フツー。この設定はムリあるだろぉ・・」


・・とは読みながら思ったものの


きっとちょっとおもしろおかしく書きたかったんでしょうね・・。



少なくとも36歳にもなった今(そんなに何度も言わんでもいい?)、

ヒトになにか質問をするにあたって、

その相手が、たとえ、どんなテンションでいようとも、


「恐る恐る」聞くことはないよね(笑)。




ただ、同じ事務所に所属するモノとして、

そして年上の女として、

少しでもいい印象で終われるようにしてあげたかった・・。



それだけでした。



今度こそ、楽しいアメリカ旅ばなしを〜。

トミナガ。

Posted by 富永美樹 at 00時22分

 富永美樹さんが読んでたのは「スポーツ報知」かな。
不機嫌なエリカ様(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

9月30日8時1分配信 スポーツ報知

 女優の沢尻エリカ(21)が29日、東京・有楽町の日劇2で主演映画「クローズド・ノート」の初日舞台あいさつに出席した。金髪のカツラに緑色のヒョウ柄ドレスという奇抜な衣装で登場したが、壇上では終始腕組みしたままナゾの不機嫌モード全開。会場の空気を凍り付かせるような異例の舞台あいさつとなった。
 沢尻は「皆さん、今日はどうもありがとうございました」とぶっきらぼうにあいさつすると、腕を組み、露骨に不機嫌そうな表情で舞台に立った。
 司会の元フジテレビアナウンサー・富永美樹(36)が恐る恐る「印象に残ったシーンは?」と質問すると「特にないです」とピシャリ。さらに、クッキーを焼いて現場に届けたエピソードを聞かれると「別に」と答え、富永アナをにらみ返した。腕を組みっ放しの主演女優にその後マイクが向けられることはなかった。
 共演の竹内結子(27)、黄川田将也(27)や主題歌担当のYUI(20)、行定勲監督(39)が懸命に和やかムードを作り出そうとしたが、沢尻のただならぬ気配に約670人の観客も時折ざわついた。あいさつ後のマスコミの写真撮影でも、下を向いたままでカメラに目を合わせなかった。
 もともと超強気な性格の“エリカ様“だが、この日の異変に報道陣も大騒ぎ。「何があったの?」、「演出かも」などの声が飛び交ったが、東宝スターダストプロモーションの関係者も一様に戸惑うばかり。約2か月間で全国8か所を回り、100件超の取材をこなすなど、精力的にPRしてきたが、ある関係者は「緊張の糸が切れたのかな」と首をひねった。
 伏線はあった。前日朝、フジテレビ「めざましテレビ」と日本テレビラジかるッ」生放送に連続して出演したが、両番組で「弱点は?」などと全く同じ質問を受け、放送中いらついた態度を見せていた。関係者によると、それでも夜には機嫌も取り戻し、公開初日を楽しみにしていた様子だったが、この日の朝になって“突然変異”は起こったという。
 舞台あいさつ後の関係者打ち上げでは、それまでの態度を反省したのか目を潤ませてあいさつしたという。映画はエリカ様のPR活動のかいもあって、約20億円が見込める好スタート。今後も釜山国際映画祭を訪問するなどキャンペーンは続くが、次はどんな顔を見せるのか−。

 で、そのあとにこんな記事が。
エリカ涙で謝罪「すべてぶち壊してしまった」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

エリカ涙で謝罪「すべてぶち壊してしまった」
10月4日8時58分配信 産経新聞


 主演映画「クローズド・ノート」(行定勲監督)の初日舞台挨拶で、腕組み仏頂面の態度に批判が集中し、自身の公式ブログで謝罪した人気女優、沢尻エリカ(21)が4日、テレビ朝日の「スーパーモーニング」に出演し、「あの日の行動ですべてをぶち壊してしまった」と涙ながらに語った。
 3日に行われたというインタビューで、挨拶当日の金髪のカツラにヒョウ柄ドレス姿とは打って変わった黒髪と黒いスーツ姿で現れた沢尻は当初、笑顔も見せながら「まだ芝居ができるわけじゃない」と、周囲の評価と自己評価とのギャップに悩む内面を吐露。「あまりに(周囲の環境の変化の)スピードが速かった。いま、評価されている点で嬉しいとは思わない」と答え、女性キャスターの「あまり嬉しくない?」の問いに、舞台挨拶で使い、流行語にもなりつつある「別に」のセリフで応じる場面も。
 さらに、ぶちきれ挨拶の原因を尋ねられると、「原因はある。私情を(公の場に)持ち込んでしまったことについて謝罪します。プロとして、あってはならないこと」と直接の原因については語らず、映画の出来栄えについてかとの質問には「(それは)ないです」と笑顔で答えた。さらに沢尻は原因については「重要ではない」とし「ファンの前であの姿を見せてしまったことを後悔している。プロとして失格なことをしたということは受け止めている」と繰り返した。
 ブログに「責任を取る」と書き込んだことについて「責任の取り方は(今後の)演技で?」と尋ねられると、「そうしたいですね」と答えた。しかし、ファンに伝えたいことを問われると、しばらく言葉を詰まらせ、涙を流し「自分のあの日の行動で、すべてをぶち壊してしまった。スタッフの方に迷惑をかけてしまいましたし、人として未熟だった。いろんな期待にこたえなければいけない立場で裏切ったことは本当に申し訳ないと思っているんですけれど・・」と搾り出すように謝罪の言葉を口にした。

 あの態度は「私情」に基づくものである、という告白。
 公式謝罪テキストは「クローズド・ノート」の公式サイトにあるらしいんですが、アクセス集中のため代用。
沢尻エリカが舞台挨拶での発言を謝罪、HPに「諸悪の根源は私に」。 Narinari.com

沢尻エリカの謝罪コメント(公式ページより)
先日の舞台挨拶での私の言動で、関係各位の皆様には、多大な迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます。
諸悪の根源は全て私にあるもので、それを踏まえた上で、責任を取る考えです。
そして何より今回の一件で、多くのファンの皆様を失望させてしまった事は、明らかに私のファンへの裏切りです。
女優として、表に出て表現する人間として、プロとして、あってはならない事で、そして人として、まだまだ未熟だったゆえの事だと思います。
今回の事は、自分なりに受け止めています、失った物もありますが、この経験を通して学べた事もあります。
謝罪して終わりになる事ではないですが、これから皆様にすこしでも何かを返せていけたらと思っています。
これから改めて自分と向き合って考えていきます。 本当に申し訳ございませんでした。

 さてここでぼくが富永美樹」と「沢尻エリカ」の間に過去に何があったのか、みたいなことを調べられると、「少し調べて書く日記」の域を脱せられるんですが、そこまではちょっと無理でした。
 ただぼくが、ハタチそこそこのコムスメだったとしたら(コムスメは無理なので青二才だったとしたら)「同じ事務所に所属するモノとして、そして年上の女として、少しでもいい印象で終われるようにしてあげたかった」と言いながら、あまり積極的に応える気にはなれない質問をする、またその質問の回答に対して応用力のない「年上の女性」には、少し見下げた態度を取るかもしれません。電脳コイル』のイサコ様のようにな!*1
 

*1:オタクの人にもわかりやすいキャラ名を使ってみた。