『大逆事件と大石誠之助−熊野100年の目覚め−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

大逆事件と大石誠之助―熊野100年の目覚め

大逆事件と大石誠之助―熊野100年の目覚め

★『大逆事件と大石誠之助−熊野100年の目覚め−』(熊野新聞社/編/現代書館/2100円)【→amazon
大逆事件」100年。熊野に刺さったトゲを抜け!「大石誠之助を名誉市民に」の取り組みの取材から見えてきた「大逆事件」の真実。
 
ナポレオンの戦役

ナポレオンの戦役

★『ナポレオンの戦役』(ローラン・ジョフラン/中央公論新社/2940円)【→amazon
傑出した軍人ボナパルトの知謀と素顔、若き皇帝を取り巻く将軍たちの息づかい、戦場の兵士の悲惨な現実…。革命と帝政の時代の戦闘を、そこに生きた者の目線で臨場感たっぷりに再現。フランスの政治・外交事情、超越的機動力を誇った大陸軍の戦術を、史実と洞察の絶妙なバランスをもって読み解き、戦場の太鼓の響きや砲声までもを生き生きと伝える痛快な戦史。
 
繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上)

繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上)

★『繁栄−明日を切り拓くための人類10万年史−上』(マット・リドレー/早川書房/1890円)【→amazon
歴史を駆動するものは何か?それは「アイデアの交配」だ。膨大なデータで人類史の謎を解き明かす、知的興奮の書。石器時代からグーグル時代にいたるまでを、ローマ帝国、イタリア商人都市、江戸期日本、産業革命期英国、そして高度情報技術社会などを例に、経済、産業、進化、生物学など広範な視点で縦横無尽に駆けめぐる。東西10万年をつうじて人類史最大の謎「文明を駆動するものは何か?」を解き明かす英米ベストセラー、待望の日本語版。フィナンシャル・タイムズ&ゴールドマン・サックス選ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー2010候補作。
 
繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(下)

繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(下)

★『繁栄−明日を切り拓くための人類10万年史−下』(マット・リドレー/早川書房/1890円)【→amazon
交易なくして農耕は成り立たなかった!「自給自足」はいかなる豊かさも生み出さない!都市化と化石燃料と化学肥料がもらたらされたからこそ、労働・生活環境は向上し、食糧危機を免れ、しかも自然をここまで保つことができた!そして技術革新を促すのは、資本でも知的財産権でも政府でもなく、「共有」である ―。人類史上の各種の定説や常識を、著者は膨大な資料とデータにもとづいて次々と覆していく。人類の歴史はつまるところ革新の歴史だ。そしてイノベーションは累積的に拡大する。では、これらを踏まえた先にわれわれを待ち受ける未来とは?名著『やわらかな遺伝子』の著者が、圧倒的な説得力で謳いあげる「合理的楽観主義」宣言の書。
 
幼稚園誕生の物語?「諜者」関信三とその時代

幼稚園誕生の物語?「諜者」関信三とその時代

★『幼稚園誕生の物語−「諜者」関信三とその時代−』(国吉栄/平凡社/2310円)【→amazon
キリスト教思想の産物たる幼稚園の日本での誕生は、真宗大谷派の僧であった関信三なくしては語れない。諜者に仕立てられた波乱の生涯と知られざる幼児教育の黎明期を追う。
 
変見自在 サダム・フセインは偉かった (新潮文庫)

変見自在 サダム・フセインは偉かった (新潮文庫)

★『サダム・フセインは偉かった−変見自在−』(高山正之/新潮社/420円)【→amazon
イラクを救った英雄サダム・フセインをわざわざ倒し、再びアラブを混沌とさせたバカなアメリカ、ありもしない事件をでっちあげ、堂々と反日を推進する朝日新聞、日本から多大な恩恵を受けておきながら、それを何倍もの仇にして返す下劣な中国―。世にはびこるまやかしの「正義」とそれを持ち上げる無能なジャーナリズムを一刀両断する、週刊新潮の大人気辛口コラム待望の文庫化。