『学びなおすと地学はおもしろい 』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

学びなおすと地学はおもしろい

学びなおすと地学はおもしろい

★『学びなおすと地学はおもしろい 』(小川勇二郎/ベレ出版/1575円)【→amazon
私たちの身のまわりには地学の話題があふれています。ちょっと回りを見渡しただけでも日本中には様々な地形や断層や岩などが見られます。私たちの足元には様々な形の地面が広がっていて、それらの歴史やメカニズムを知るのはとてもわくわくすることです。中学、高校の授業で興味を持てなかった人もそうでない人も、みんな「地学っておもしろい!」と思っていただける入門書です。
 
厄介な翻訳語―科学用語の迷宮をさまよう

厄介な翻訳語―科学用語の迷宮をさまよう

★『厄介な翻訳語−科学用語の迷宮をさまよう−』(垂水雄二/八坂書房/1995円)【→amazon
錯綜する語彙を追う、苦悩と情熱が生んだ翻訳語エッセイ。誤訳の文化的背景を探る。
 
山の上ホテルの流儀

山の上ホテルの流儀

★『山の上ホテルの流儀−多くの作家に愛されてきた魅力とは−』(森裕治/河出書房新社/1890円)【→amazon
多くの作家たちに今も愛される、東京の憩いのスポット山の上ホテル。創業以来つちかってきた細やかなサービスとスピリットを、一族の現社長が伝える。
 
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

★『食品の裏側−みんな大好きな食品添加物−』(安部司/東洋経済新報社/1470円)【→amazon
廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る。コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ。「殺菌剤」のプールで何度も消毒されるパックサラダ。虫をつぶして染めるハムや健康飲料・・・・・・。食品添加物の世界には、消費者には見えない、知らされていない「影」の部分がたくさんあります。「食品製造の舞台裏」は、普通の消費者には知りようがありません。どんな添加物がどの食品にどれほど使われているか、想像することさえできないのが現状です。本書は、そんな「食品の裏側」を、食品添加物の元トップセールスマンが明した日本ではじめての本です。いま自分の口に入る食品はどうできているのか。添加物の「毒性よりも怖いもの」とは何か。安さ、便利さの代わりに、私たちは何を失っているのか。本書は、それらを考える最良の1冊になっています。
 
エコ論争の真贋 (新潮新書)

エコ論争の真贋 (新潮新書)

★『エコ論争の真贋』(藤倉良/新潮社/735円)【→amazon
エコを巡る論争は百家争鳴です。「温暖化は人間のせいではない」「そもそも地球は温暖化していない」という懐疑論は後を絶ちません。「リサイクルなど無意味」「レジ袋はどんどん使い捨てろ」など、エコ活動を嘲笑する論調も目立ちます。生物多様性の問題でも、先進国と発展途上国の言い分は相容れぬまま…。現在進行形の様々な論争を、科学者のフェアな視点から紹介・解説。