宮城嗣吉と沖縄の昔の映画『海流』について

 宮城嗣吉という人物は、タグ「沖縄戦」とかで語ったほうがいいような人物なんですが、
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 今日は映画館主であり、松竹の映画にも出ている人物として興味を持ちました。
銀幕に古き那覇の街 桜坂劇場で沖縄ロケ「海流」上映 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

銀幕に古き那覇の街 桜坂劇場で沖縄ロケ「海流」上映 2005年7月27日
 
 戦後の邦画で初めて沖縄ロケを行った「海流」(松竹、堀内真直監督、1959年9月公開)が26日、那覇市桜坂劇場で上映された。那覇市沖映通り商店街振興組合(宮城英雅理事長)が8月に開く夏祭りで上映するための試写。沖映本館の故宮城嗣吉社長がヒロイン岡田茉莉子の父親役で登場、同館でも公開された沖映通りゆかりの作品だ。沖縄の映画史に詳しい山里将人さんは「邦画初の沖縄ロケで、沖縄の原風景の数々が残されている貴重な作品」と話している。
 「海流」は主演の大木実らが繰り広げるアクションメロドラマ。球陽館(現ホテルサンパレス)の故塩浜康盛社長も出演。ロケは59年7月に行われた。桜坂界隈(かいわい)など那覇の街並みのほか、中南部の約半世紀前の風景が“満載”されている。
 那覇を一望する高台にあった宮城沖映社長の邸宅がヒロインの家として使われた。宮城社長の娘、満寿子さん(63)=那覇市=は「昔の大切な風景が映っている。父も堂々と演じていてびっくり」と話している。
 振興組合が開く夏祭りの企画として、地域にゆかりのある映像を探していた。映写技士の喜友名秀昭さんによると、初公開以降、映画館ではおそらく上映されていないといい、46年ぶりの上映となった。「海流」は「おきえい夏まつり」会場(モノレール美栄橋駅広場)で、8月10日から12日、午後8時から上映される。

 残念ながらビデオ・DVD化はされていないそうです。
 そういう映画って、どんどん見られなくなっていくんだろうなぁ。
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オールドファン館 沖縄桜坂劇場 1周年! - 世界一健康長寿のニライの風来坊

上映本数300作品、観客動員7万2,000人。開館1年で達成した。観客の殆どが中高年のオールドファン。最近、様変わりしたせいか若年層も増えて来た。オーナーの企画の成せる業か!抜群の惹きつけて止まない技量の成果が多数動員に成功した様だ。懐かしのあの俳優!あの女優!銀幕に映えるあのシーンは脳裏を翳め若かりし頃の青春を想起させる。心の隠れ家が最近の「桜坂劇場」となった。新聞のチラシに眼を遣る日々が続く昨今である。あの大音響と視野の拡大を余儀なくされて魅入った洋画に比肩して確かに見劣りがする。でも、人情の細やかな描写、淡々と進捗する筋の運び方、邦画ならではの特長が中高年を惹きつけてやまないのであろう。日本映画の良さが見直されてきた。やっぱり日本人の心を揺さぶるのは日本の映画である、と実感している。映画を基軸に多彩なファッションを網羅し芸能講座、音楽ライブ、ロビーにはカフェ、異色の書店、日常の生活をエンジョイできる自然派スタイルが人気を呼んでいる。最近の映画興行ランクは1位が「ホテル・ルワンダ」、2位「海流」、3位「川は流れる」、4位「兼子 KANEKO」、5位「山猫」・・・と年配にはたまらない魅力満点の古典がズラリと並ぶ。それが沖縄 桜坂劇場 の堪らない魅力である。高齢者の方々が、かつての青春を想起させる作品が手頃で上映されているのが人気の秘密である。一ファンとして自己分析してみたのである。今後とも、その火を絶やす事なく息の長い 私の隠れ屋・館 である事を祈る。

 すごい映画館も沖縄にあるようです。3位の「川は流れる」も沖縄を舞台にした映画らしい。
支配人が語る、桜坂劇場
 いろいろこの映画の感想を見ていて、また素敵なサイトに出会えたよ。
沖縄風土記、思いつ記
沖縄風土記、思いつ記: 沖縄ロケの映画

沖縄ロケの映画というと今は珍しくもないが40〜50年前は沖縄を舞台にした映画が作られると聞いただけで胸が高鳴ったものである。
1959年の沖縄ロケの映画「海流」をご存知だろうか。今からほぼ半世紀も前に製作された映画である。大木実岡田茉莉子共演の映画である。
この映画を私は40数年ぶりに見た那覇市にある通称、沖映通りといわれる地域で見た。
意外にも画像が鮮明でフィルムの劣化がなく安心して見ることができた。新田次郎の原作を映画化したものである。
当時の沖縄の風景が映し出されて映画を御覧になっている私よりずっとご年配の方々は小声で懐かしいとか、「ああ、ここ知ってる」とかほんとに感激した様子である。実を言うと私はこのロケの現場をリアルタイムで見ている那覇の通称桜坂という坂道を大木実が汗をハンカチでぬぐいながら上ってゆくシーンであった。
しかしこの場面は編集の中でカットされたようである。映画を見たが坂を汗を拭き拭き上ってゆく場面はなかった。
参考までに「海流」の映画の資料を紹介しておく。そしてコメントは明日の投稿になるがこの「海流」の映画の4年後に製作されたもう一本の映画も紹介したい。

 いったいおいくつぐらいの人なんでしょうか。ちょっと日記を見てみたんですが正確にはわかりませんでした。
 ブロガーの平均年齢は、ここ2〜3年ぐらいの間に、ものすごい勢いで上がっているような気がします。高校生とか大学生ぐらいでも、最近はブログとかは別にやっていない。まぁハタチすぎた社会人・院生あたりが最低年齢の中心っぽい。ロスト・テクノロジーというか。ホームページで手打ち更新していた、テキストサイトの時代はもう遥か昔。