2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

面白いんだけど惜しすぎる失敗作、という、司馬遼太郎の伝奇小説『大盗禅師』。

やたらにスケールは大きいんだけど尻すぼみな話になってしまうのは、形式的におかれた主人公が時流、というか「物語」に乗り切れない、どこか乖離した人間――単なる「語り手」でしかないところにあります。その点が伝奇小説としては割合異例なのではないかと…

2006年夏の高校野球を見ながらいろいろ考える。

荒木大輔はその端正な顔立ちは勿論、少し不幸な影がつきまとう感じが全国の女性の「守ってあげたい心」を刺激して人気がでたのだと思う。当時、単なる野球好きの小坊だった私にはそのよさが理解できなかったが、うちの母親は「きゃーきゃー」言っていた。そ…

もはやもうマスコミに「空気」は支配されない、と考えている人たちが多くなってきている件について。

われわれはもはやマスメディアが見るような大衆ではないし、ある広告代理店が命名した分衆でもない。一人ひとりが、考える時には考えるし、反応したくない時には反応しない。投稿する人は投稿するし、コメントを書く人は書く。2chでスレを立てる人は立てて、…

まだ西郷隆盛の銅像もなかった時代の地図の画像があります。

尚学堂で求めた『尋常小学読本巻之四』(文部省編輯局、一八八七年)の挿絵を調べていると、上野の地図がでてきた。明治十年代末頃の上野。↑まだ西郷隆盛の銅像もなかった時代の地図の画像があります。

百合小説は男性の読むエロ小説みたいな位置づけになっているのがどうも気になります。

冒頭の引用文では「GL小説」に分類されているが、厳密にいうならば「マリみて」は「百合小説」には入らないだろう。しかし、それでも「マリみて」がその後の百合小説や百合漫画に大きく影響をあたえていることはたしかだと思う。↑百合小説は男性の読むエロ…

「ここにゴミがあるぞー」と言いまわる声の大きい人たちとシステムによって、どんどんOMNがゴミ溜めに。

どうもOMNは「良い記事を書けば読者は自然とやってくる」と考えているようなフシがあります。しかし「読者は導きによって行き先を決める」という方が現実に近いでしょう。もし「良記事率(良い記事の数÷記事の総数)」とでも言うべきものがあって、OMNとBlog…

「自分の話をブログでする」ことの危険とバランスについて。オーディエンスへのサービスはほどほどに。

メディアが恐ろしいのは、オーディエンスがいるということです。オーディエンスは何かをすれば喜ぶし、拍手喝采をくれます。けれども、そうしたオーディエンスからのフィードバックを、生身の自分が受けるようになると、上で言ったような自我肥大の傾向が生…

銅像に関する名文句を言った人と、その人の銅像について

引き続きほとんど一発ネタテキストなんですが、 →東大のアトリエ展 - 「名言集」 「評論は気にするな。評論家の銅像などありはしない」(ジャン・シベリウス) で、その人の銅像。 →フィンランド Part2 →http://www.ko-takahashi.com/TRAVEL/scandinavia/par…

例によってたくさんあります。漫画関係の有名・大手出版社より、雑誌の記事にする出版社のほうが多い感じ。

団体名・媒体名(含むURL)に関しては、当日の取材団体が記入する取材申請書を元に入力しております。 ↑例によってたくさんあります。漫画関係の有名・大手出版社より、雑誌の記事にする出版社のほうが多い感じ。

DASH村は「村」だし改名もしていませんが。via D.B.E三二型

ということで、米国にはラジオ番組の生放送権を巡る企画に立候補して、その番組の名前を冠するように改名した町がありますよ、と。↑DASH村は「村」だし改名もしていませんが。via D.B.E三二型

もっといろいろありそうな気がします。祭り・イベント系とか。via :::::HK-DMZ PLUS.COM:::::

ちょっぴりレアな地域限定たばこを集めてみました♪↑もっといろいろありそうな気がします。祭り・イベント系とか。via :::::HK-DMZ PLUS.COM:::::

上坂冬子の『貝になった男 直江津捕虜収容所事件』(文藝春秋)にこの話が載っているそうです。

もちろん、過酷な労働の強制、劣悪な栄養状態・衛生状態に関して収容所の現場職員の責任を問うことがどれだけ正当であるかは、また絞首刑という量刑が妥当であったかについては大いに議論の余地はあるものの、虐待の事実そのものは確かにあったし、他方で「…

掲載記事の検索機能(この記者は他にどんな記事を書いているのか、も含めて)が猛烈に欲しいと思いました。

「市民ジャーナリズム」をうたったOhmyNews日本版が、きのう創刊された。事前の「開店準備ブログ」にも批判が多かったが、創刊号は予想以上にひどい。サーバの負荷が大きくて読むに耐えないし、TBもできないなど、今どき創刊するウェブベースのメディアとは…

ぼくは読んでますし積極的にブクマしてますが、映画・音楽・本といった趣味はホットエントリ化しませんね。

映画の感想には、はてなブックマークはほとんど付きません。時事的に笑えるネタか、はてな内輪受けか、しみじみエッセイか、揉め事タグがつくようなことだけがホッテントリーしていく。このブログでは時事ネタには触れないようにしてるのと、内輪受けネタは…

新聞が殺された犯人はネットだということはわかりますが、それで得をする側がよくわからない。

さて、エコノミスト誌のカバーストーリーは、インターネットに客を奪われていよいよ構造不況業種入りしようとしている「新聞の死」の現状報告である。早々と飛び出してしまった私のような元記者からすれば、さほど目新しい事実が報告してあるわけではないが…

新しい器を、もっと出版社は積極的に考えて欲しいという提言。

出版社はもちっとWeb関係にも力入れて欲しいなぁ、と思うんですよ。今後の漫画業界全体のこと考えるとケータイ向けとかPC向けとか垣根なしに。↑新しい器を、もっと出版社は積極的に考えて欲しいという提言。

ひょっとしてこれ、手抜きの画法なのかも、という考察。

伊藤若冲の枡目描きは、どういう順番で描かれたのだろう。と考えてしまうのは、「枡目描き」が「枡目を塗りつぶす手法」であると言われつつ、その作例である「鳥獣花木図屏風」で描かれている動物の輪郭線の大半が、枡目を平然と無視しているからだ。↑ひょっ…

いくら安全にしていても人はみんないつかは死ぬのです。でも確率については考えたい。

例えば交通事故にあわないようにするには、ある行動1回の確率で考えるのではなく、その行動を一生続けた場合の確率を考えて決めるということになるのでしょうか。そうするとラリイ・ニーヴンの小説に出てくるパペッティア人のように、極端に安全性に配慮し…

男の子はなぜ女の子の変身アニメを見るのか。まぁ大きい男の子限定みたいな気もしますが。

そもそも子ども向けアニメにおける変身要素てのは何なのだろう。巨悪に立ち向かうための「シナリオ上の道具立て」なのか、予算を節約するための「使いまわし」なのか、はたまた子どもの変身願望を満たすという「需要」なのか。↑男の子はなぜ女の子の変身アニ…

北海道の短い夏の夜をジャズで楽しむ。

8月14日夕刻、そういえば小樽運河の写真撮影ベストスポットである浅草橋でジャズの生演奏をやっていて、今日が最終日だったっけと思い、出かけてみることにした。↑北海道の短い夏の夜をジャズで楽しむ。

「B2D」って「Business to Developer」のことですか。

なので、僕としては、楽天の問題って、2.0かどうかってことでも、「B2Dのメリットを理解」していないことでもないと思います↑「B2D」って「Business to Developer」のことですか。

監視社会の中の個人情報をどのようにナニするか、みたいな。

監視というと、どうしてもネガティブな面ばかりを思い浮かべてしまいますが、「監視社会(せめこれ7)」でも書いたとおり、監視の問題は常にファインダビリティと背中合わせです。自分がどんな人間か、何が欲しいかといった個人情報を提供することで、探し…

「映画はどうでもいいんですけどね。」という映画のようです。

だけど、肝心のこのシーンも、大塚愛のギターが…めちゃくちゃなんです。コードを押さえてるはずの左手が何度もアップで映し出されますが、デタラメもいいとこ↑「映画はどうでもいいんですけどね。」という映画のようです。

森永乳業米国法人Morinaga Nutritional Foods, Inc.顧問・雲田康夫さんのテキスト引用です。

長嶋茂雄さんは日本で“ミスタージャイアンツ”と呼ばれている。私は恥ずかしながらアメリカの日系人社会で“ミスター豆腐”と呼ばれている。同じ“ミスター”といっても知名度は比べるべくもないが、長嶋さんがプロ野球にかける情熱に負けないぐらい、“アメリカ人…

映画(実写版)の『ハイジ』の、主人公の生きかたの強さに感動する。

この映画でもアルムおんじはチーズを焼いていましたが、これもアニメ同様、おいしそうでした。↑映画(実写版)の『ハイジ』の、主人公の生きかたの強さに感動する。

国産のサバとサンマを使った、複雑な味つけの干し物だそうです。

予め断っておきたいのは、我がブログで「うまい、まずい」を書くときはほとんどが自前で購入しているのだけれど、今回はマルハラフーズさんからいただいたものであると言うこと。いただきものにしっかりした評価ができるだろうか、ちょっと不安だが思ったこ…

過去を回顧し、未来を想像する。こういうのはかなり世代・時代による感覚が違っていて面白そうです。

某BBSでコンピュータRPGの在り方について議論している場面に出くわした。久しく脳裏をよぎることのなかった自分のCRPG論というものを整理するよいきっかけとなったので語ってみる。嫌がらせかよってくらいの長文なので、熱い玉露茶などを片手に流し読みして…

太宰治が中毒していたのはヒロポンじゃなくてダウン系の「モルヒネ」とのことです。

日記でマイミクが「ヒロポン=韓国の覚醒剤」という註を入れていて,突っ込みを入れようと調べて驚いたのが,商標登録されている日本では通称がシャブと変わったのに対し,韓国じゃ今もヒロポンで通っているらしい.実際google:site:japanese.joins.com ヒロ…

「ブックマーク・RSSから」を追加しました

タグ「[RSS/Bookmarkから]」のものを以下の日付に追加しました。 →2006年8月24日 →2006年8月25日 どうも、リンク先が読まれていたり追加ブックマークになっていることがあまりないような気がしてきたので、 ・本文の一部を引用する ・各件ごとに1エントリー…

「処女作にはその作家のすべてがあると言われているが」って、いつ誰がどこで何時何分何秒に言った!

今日は「『第四の権力』という言葉の由来」とネタがかぶってしまいますが、まぁ気になったので書いておきます。 以下のフレーズなんですが、 →処女作 その作家 すべて - Google 検索 →[マンガ]処女作と総決算と : John's Notes -北国tv 「処女作には、その作…