読書

『メディア・バイアス』と「科学報道を見破る十カ条」

↓この本がめちゃくちゃ面白かったのでご紹介。メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)作者: 松永和紀出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/17メディア: 新書購入: 39人 クリック: 304回この商品を含むブログ (129件) を見る★『メデ…

最近なぜか人気がある本3冊

なぜか以下の本に注文が複数来ている様子。旅の恥はかき捨てですか? 読んでから行け!海外旅行作者: 吉門憲宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 180回この商品を含むブログ (9件) を見る★『旅の恥はかき捨てです…

アフリカにウナギを捕まえにいく人の話(『アフリカにょろり旅』)

この本はとても面白かったのでした。椎名誠の旅行記とかお好きな人におすすめ。アフリカにょろり旅作者: 青山潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/02/10メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (33件) を見る★『アフリカにょろり旅』(青山…

『徳川将軍家の演出力』

徳川将軍家の演出力 (新潮新書)作者: 安藤優一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/01/16メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (14件) を見る★『徳川将軍家の演出力』(安藤優一郎/著/新潮社/714円)【→bk1】【→amazon】 封建時代の圧政の象…

『発掘!子どもの古本』

発掘!子どもの古本 (ちくま文庫)作者: 北原尚彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/01メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (16件) を見る★『発掘!子どもの古本』(北原尚彦/筑摩書房/882円)【→bk1】【→amazon】 古本の楽しみは大人の本だけ…

『名作写真と歩く、昭和の東京』

名作写真と歩く、昭和の東京作者: 川本三郎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る★『名作写真と歩く、昭和の東京』(川本三郎/[編]著/平凡社/1,680円)【→bk1】【→amazon】 「…

山本一力が宇江佐真理の「功績」を語る

『ぼくらが惚れた時代小説』(山本一力・縄田一男・児玉清/朝日新聞社/756円)【→bk1】【→amazon】という本より引用。p199-200 功績は宇江佐真理さんです。私の初めての単行本が出たのが『損料屋喜八郎始末控え』(文春文庫)ですが、このときに初版が7000部だ…

『知の分類史 常識としての博物学』

知の分類史―常識としての博物学 (中公新書ラクレ 236)作者: 久我勝利出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/01/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (23件) を見る★『知の分類史 常識としての博物学』(久我勝利/著/中央公論…

『読書会』

読書会作者: 山田正紀,笠井潔,萩尾望都,恩田陸出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (46件) を見る★『読書会』(山田正紀/著 恩田陸/著 笠井潔/ゲスト参加 萩尾望都/ゲスト参加/徳間書店/1…

「ブクログ」で本棚を作ってみる

ずいぶん前に利用者登録をしておいたのですが、またちょっと使ってみようか、と思いました。 →ブクログ -WEB本棚サービス- ぼくの「読みたい本」が並んでいる本棚はこちら。 →愛書蔵 : Booklog そのうち、「読んだ本」の感想でも入れていこう。

『トイレ考・屎尿考』

トイレ考・屎尿考 (はなしシリーズ)作者: NPO日本下水文化研究会屎尿研究分科会出版社/メーカー: 技報堂出版発売日: 2003/05/01メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る★『トイレ考・屎尿考』(NPO日本下水文化研究会屎尿研究分科…

『関根勤×江戸木純シネマ十番勝負』

関根勤×江戸木純 シネマ十番勝負作者: 関根勤,江戸木純出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2003/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る★『関根勤×江戸木純シネマ十番勝負』(関根勤/富士見書房/1300円)【→bk1】【→…

『女性編集者の時代 アメリカ女性誌の原点』

女性編集者の時代―アメリカ女性誌の原点作者: パトリシアオッカー,Patricia Okker,鈴木淑美出版社/メーカー: 青土社発売日: 2003/04/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る★『女性編集者の時代 アメリカ女性誌の原点』(パトリ…

ぼくがどうやって面白そうな本を拾っているか

1・まず、「Yahoo!ブックス - 本の総合サイト」の「Yahoo!ブックス - 本日発売の新刊」というところに、日曜・祭日を除くと毎日新刊が紹介されるので、それを週末にまとめてチェックし、リスト化します。 2・そのリストを見て、タイトル・著者に興味を持っ…

『エーガ界に捧ぐ』

エーガ界に捧ぐ (SPA!BOOKS)作者: 中原昌也出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2003/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (13件) を見る★『エーガ界に捧ぐ』(中原昌也/扶桑社/1429円)【→bk1】【→amazon】 週刊SPA!にて大好…

『古代都市・封印されたミステリー 現代に残された謎に迫る』

古代都市・封印されたミステリー 現代に残された謎に迫る (PHP文庫)作者: 平川陽一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2003/05/02メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る★『古代都市・封印されたミステリー 現代に残された謎に迫る…

『アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題』

アトムの命題―手塚治虫と戦後まんがの主題 (アニメージュ叢書)作者: 大塚英志出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2003/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (18件) を見る★『アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題』(大塚英志/…

SFマガジン初代編集長・福島正実は理系が好きな人だった。あと石原藤夫の掲載作品について

これは以下の日記の続きです。 →本や映画の批評は知識のない「自分語り」レベルじゃ単なる「感想」だよ 以下のところから、 →ハイウェイ惑星ネット(デュマレスト・サーガ風) あとhttp://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/010402.shtmlにある徳間デュ…

浅羽莢子さん逝去

いつまで経っても公式記事がないので書きにくいんですが、まぁこんなところなどから。 →浅羽莢子とは - はてなダイアリー いろいろな人が話題にしています。 ゲームブック好きには、『火吹山の魔法使い』の翻訳者。 ミステリー好きには、ドロシー・L・セイヤ…

夏休みの読書感想文『海底二万リーグ(マイル)』(再掲)

夏休みもぼちぼち終盤なので、これも再掲載(リンク)しておきます。 去年の夏休みに書いたコピーフリーの読書感想文なのであります。 →『海底二万リーグ』(夏休みの読書感想文用) これは「男の子用」だから、「女の子用」も何か考えてみようかな。 ていう…

原文の卒業証書が見たい恐るべき工学系国家・中国

今日は『国産ロケットはなぜ墜ちるのか』という本を読んだので、そこから拾ったネタをこれからいくつか書きます。 →『国産ロケットはなぜ墜ちるのか』(松浦晋也・日経BP社) 著者のサイトはこちら→松浦晋也のL/D あ、新著が出てる。2冊も。読まなくてはの…

昭和天皇の記者会見時の「涙」と、「いやな思い出」という語の裏にあるものについて

これは以下の日記の続きです。 →http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060724/kaiken 一応「昭和天皇の記者会見」に関してですが、今日はあんまり「富田メモ」の検証とか、A級戦犯を昭和天皇がどう思っていたか、という話とは関係ないことを話します。 とい…

昭和天皇は1988年4月25日、生涯最後の誕生日記者会見で何を話し、その日は何をしたのか。それと「昭和天皇発言メモ」の検証

これは以下の日記の続きです。 →http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060723/singan ということで、以下の本を読んだわけですが(アマゾンで手に入るかなぁ、一応リンクしておきます) →吹上の季節―最後の侍従が見た昭和天皇(中村賢二郎・文芸春秋) ちょ…

現実の会話はキャッチボールなんかじゃないから、小説もそうなった

これは以下のテキストの続きです。 →http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060701#p2 こんな言及のされかたがあるので、テキスト公開はやめられないです。 →bmp_69-雑記: 小説における会話表現の変化 そして現代の小説においてはリアリズムの徹底ということ…

現実の会話はキャッチボールだが小説の場合は違う。キャッチボールみたいな小説を書いていないか?

こんなところから。 →九尾のネコ鞭:「会話はキャッチボール」の本当の意味 そして会話はキャッチボールなのである。つまりそこに目標などない。ダラダラと続けることが大事なわけであって、間違っても取りにくい球を投げてはいけないのだ。相手が返せるよう…

ミステリーの三大奇書のひとつ『黒死館殺人事件』がやっと青空文庫(フリーテキスト)化

長かったなぁ。ぼくの日記でも3年ぐらい前に「テキスト化が進んでいる」という話はしたんですが。 こちらです →図書カード:黒死館殺人事件(青空文庫) 気になるのは「ルビ」のつけ具合なんですが、どうなんだろうな。元テキストが社会思想社版とからしい…

「ウルトラ」シリーズとクスリの危ない関係について

今日は『ウルトラマン創世記』(桜井浩子・小学館)という本を読みました。 桜井浩子と言っても、知らない人は知らないでしょうが、「ウルトラマン」の中では科学特捜隊・フジアキコ役をやった人です(ミネフジコはルパン3世なので少し違います)。 で、昔…

「夢の球場」(フィールド・オブ・ドリームス)はシカゴでもニューヨークでもなく、ここにある。ちなみに日本にも

ここにあります。 →Field of Dreams Movie Site - Tourism Info - Baseball って、何がなにやらよくわからないと思うので、少し説明をしますと。 1・まず、1989年に『フィールド・オブ・ドリームス』という、野球をテーマにしたファンタジー映画が作られま…

宮崎駿のアニメで見たいグレン・カーチスの大飛行とウィニング・フライト

これは、『ライト兄弟の秘密』(原俊郎・叢文社)という本に出ていたテキストです。 →『ライト兄弟の秘密』(原俊郎・叢文社)(amazon) 初期の飛行機の話では一番有名なのはもちろんライト兄弟なんですが、実は一番成功した人は、このグレン・カーチスとい…

松浦寛『ユダヤ陰謀説の正体』は、無駄に熱い以外は普通に楽しめる反・反ユダヤ主義の本でした

ということで、松浦寛『ユダヤ陰謀説の正体』(ちくま新書)を読んだわけですが(→amazon)、この本が出版された「1999年」という時代前後を意識させられる、猛烈にうるさい(熱い)反・反ユダヤ主義の本でした。 そう言えば当時は小林よしのりが、『戦争論…